日本発のプラントベース商品を世界に広める新しい試みが始まります。「素のまま 原來是素研所」は、越境ECサービスとして、特に注目されているのが、台湾からのスタートです。プラントベースとは、植物性の食材を使用した食品全般を指し、最近ではその健康効果や環境への配慮から多くの注目を集めています。
2020年4月に観光庁が行った調査によると、2018年時点の世界のベジタリアン人口は約6.3億人に達し、今後の市場成長が予測されています。特に2020年から2027年にかけて、年平均成長率は11.9%に達し、その市場規模は7兆4200億円に達する見込みです。そんな中、台湾には日本のプラントベース商品に関心を持つ人々が多く、実際にこの地域では人口の14%がベジタリアンとされています。
過去においても当社は、台湾ベジタリアンを対象にした様々な事業を展開してきました。例えば、関西ベジタリアンガイドブックを台湾や香港で販売。そして、訪日ベジタリアン向けのプラットフォーム「素伴 vegmate」を立ち上げ、多くの方々に利用されています。新型コロナウィルスの影響で台湾からの訪日者が減少する中でも、日本の商品を求める声は高まっています。
こうした背景の中で、越境EC事業「素のまま」がリリースされました。β版の立ち上げに合わせて、日本で人気のヴィーガンレストラン「T'sレストラン」のヴィーガン担々麺を先行販売したところ、限定300食は即日完売し、その反響の大きさを実感しました。TOKYO-T's株式会社の代表である下川氏は、この商品を通じて台湾の皆さんに日本の食文化を届けられたことを嬉しく思っています。
「新型コロナウイルスの影響で来日できない台湾の方や、SNSを見ていつか食べたい!と思っていらっしゃる方に向けて、五葷抜き担々麺の箱入りラーメンを作りました。台湾にいながらも、各家庭で『T’sレストラン』や『T’sたんたん』を思い出していただきたいという想いで商品開発に取り組んできました。」と下川氏は語ります。
さらに、当社独自の調査によれば、今後はヴィーガンラーメンだけでなく、お茶漬けや味噌汁などの日常的に食べられている和食や煎餅、和菓子など、幅広い食品が求められています。そのため、今後は商品ラインナップのさらなる充実を図る計画です。海外のプラントベース市場に関心のあるメーカーや地方自治体の関係者からの問い合わせも増えており、ぜひお気軽にご相談ください。
プラントベースジャパン株式会社は「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに、様々な活動を行っています。日本の食文化を通じて、より多くの人々に健康で持続可能な食の選択肢を提供していきます。これからの展開が非常に楽しみです。
【会社概要】
- - 会社名:プラントベースジャパン株式会社
- - 所在地:東京都台東区雷門1-16-8 3F
- - 設立:2019年7月1日
- - 代表者:代表取締役 山﨑 寛斗
- - 事業内容:メディア事業、コンサルティング事業、食品PB事業