マウスピース矯正大会
2024-05-22 11:00:02

大阪で開催される機能的マウスピース矯正研究大会の詳細

2024年7月14日(日)と15日(月・祝)、大阪府で開催される「機能的マウスピース矯正研究会」の第1回学術大会が注目を集めています。この研究会の設立は、子どもたちの歯科治療における新たなアプローチを提供するために、専門家たちの結集によって実現しました。

研究会設立の背景と目的


はじめに、機能的マウスピース矯正装置について簡単に説明します。これは、成長期の子どもたちの口腔の筋肉のバランスを利用し、健全な歯並びを形成するための医療機器です。昨今、さまざまなメーカーがこの装置を開発・販売しており、それぞれが特有の機能を持っています。しかし、「同じような装置が多くて、その違いが分からない」という歯科医師の声も多く耳にします。

そこで、発起人であり「プレオルソ」の発明者である大塚淳医師は、各メーカーの専門家たちが集い、互いに学び合う機会を設けることを決意しました。この研究会の主な目的は「機能的マウスピース矯正装置のプラットフォーム化」です。大会長を務める松本歯科大学の岡藤範正教授も、「この分野に取り組むすべての医師や研究者が、最適な治療を選択できる環境を整えることが重要」と述べています。

学術大会の内容


第1回学術大会では、各メーカーのトップ講師たちによる講演が行われます。基調講演を務めるのは、国立科学博物館の名誉研究員である馬場悠男氏です。続いて、埼玉県や高知県、京都府などから参加するさまざまな専門家たちの講演が予定されています。
この大会では、歯科医師が最新の矯正治療について学び、実際の臨床に役立てることができる貴重な場となるでしょう。講演後には懇親会もあり、参加者は講師と直接意見交換できる機会もあります。

また、会場に行けない方のためにオンデマンド配信も計画されており、後日録画を視聴することも可能です。このように、現地参加者だけでなく、遠方の医師たちも学べる環境が整備されていることは、とてもありがたいです。

機能的マウスピース矯正の重要性


近年注目されている「口腔機能発達不全症」という概念は、子どもが「食べる」「話す」「呼吸する」機能を十分に獲得できていないことを指します。これらの機能は歯並びや咬み合わせに大きく影響しますから、機能的マウスピース矯正装置は、その解決策の一つとして重要視されています。

「子どもたちの将来のために、最適な矯正治療を提供したい」という思いで、研究会は機能的マウスピース矯正装置のプラットフォーム化を進めています。これにより、専門家はメーカーの壁を越えて、最適な装置を選択できるようになることを目指しています。

参加方法と詳細


今回の学術大会は、大阪市中央区のオービック御堂筋ビルにて開催されます。参加申し込みはオンラインで可能で、締切は現地参加が7月5日、オンデマンド配信が8月31日です。詳細な情報や申し込み方法は、公式ウェブサイトを確認してください。

この学術大会は、歯科医師や歯科衛生士にとっても、今後の臨床に役立つ新しい知識を得る大きなチャンスです。ぜひ、参加をご検討ください。

会社情報

会社名
機能的マウスピース矯正研究会
住所
東京都文京区大塚5-3-13D's VARIE 新大塚ビル4F 学会支援機構内
電話番号
03-5981-6011

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