新たな社会的価値創出を支援する「Impact Cloud IC（β版）」無償提供開始

新たな社会的価値創出を支援する「Impact Cloud IC（β版）」

インパクトサークル株式会社が提供する新しいSaaS「Impact Cloud IC（β版）」が、2025年10月23日より無償で利用可能になりました。本サービスは、企業や金融機関が社会的インパクトを視覚化し、効率的に管理できるよう支援するものです。

開発の背景と目的

最近では、インパクト投資や企業の社会的価値に対するニーズが高まっています。しかし、実際の業務においては、次のような課題が浮き彫りになっています。

- インパクトの設計と、データ収集から分析、管理に至るまでのノウハウやリソースが不足している。
- インパクト可視化の実践定着が難しい。
- 効果的な成果の訴求や情報発信ができていない。

インパクトサークルは、これらの問題を解決するために、「Impact Cloud IC（β版）」を開発しました。これにより、多くの金融機関や企業が持つ課題を解消し、包括的なデジタルトランスフォーメーションを推進します。

「β版」提供の背景

「Impact Cloud IC」は、2025年7月に発表された「α版」を大幅にアップデートし、無償での提供に踏み切りました。これにより、ユーザーからのフィードバックを受けて、新たな機能の追加や改善が行われています。具体的には、以下の点が挙げられます。

- インパクト策定プロセスの精度向上
- ユーザビリティの向上
- 複数の拠点や組織に対応する権限管理機能の追加

なお、α版のサービス提供は2025年12月末をもって終了する予定ですので、引き続き利用したい方はβ版への申し込みが必要です。

「Impact Cloud IC（β版）」の機能概要

「Impact Cloud IC」は、様々な機能を取り入れ、利用者にとって便利なプラットフォームとなっています。主な機能には以下があります。

1. 社会課題特定支援機能
この機能では、事業の概要やオープンデータを基に、複数の社会課題候補を提示し、それを選択することができます。

2. ロジックモデル自動生成・編集機能
特定した社会課題と取り組みを参照し、自動でロジックモデルを生成します。さらに、生成したロジックモデルを直接編集することが可能です。

3. インパクト指標自動生成機能
ベストプラクティスを基に、インパクト指標を自動生成します。国際基準のIRIS+やSDGsカテゴリを表示できるようになっています。

4. インパクトデータ管理・分析機能
インパクトデータの集計、分析、管理、グラフ表示が可能です。

5. レポーティング支援機能
インパクトを可視化するためのレポートをコンパクトに発行できます。

6. 権限管理機能
ユーザーの役割に応じた権限を設定し、企業内での管理が容易になります。

今後の展望

インパクトサークルは、今後、複数の金融機関や企業とともに実証事業を進めていく予定です。β版を通じて、多様なユースケースに対応しながら実務の運用性を高めていくことで、さらなる改善を図る計画です。

インパクトサークルについて

インパクトサークル株式会社は、2021年に設立され、神戸市に本社を構えています。代表者は高橋智志氏で、主な業務はインパクト可視化サービスの提供や、インパクト可視化型ファイナンスに関連する事業です。

お問い合わせ先
インパクトサークル株式会社
担当: 鈴木、大村
TEL: 03-6757-4532
E-mail: [email protected]
URL: impact-circle.co.jp