2025年11月の入札・公募件数は73,000件を下回るも分野によっては回復の兆し

2025年11月度入札・公募件数の動向

2025年11月の入札および公募件数は71,036件で、前月比はなんと80.1%の減少を記録しています。また、前年同月と比べても84.4%ダウンという厳しい数字が示されています。この結果から、特に建設やインフラ関連の分野での影響が大きいことが伺えます。

業種別の入札件数の変化

具体的に見ていくと、建設・インフラ関連の業種においては著しい減少が見られ、「土木工事」では8,714件（前月比65.8%）、道路関連工事では5,554件（前月比70.6%）と数字が下がっています。また、空調・換気・給排水の設備工事に関しても5,085件（前月比68.8%）と、過去の数値に比べかなりの減少幅を示しています。

しかし、その一方で特定の分野では増加が見られています。たとえば、食品関連の入札件数は1,036件（前月比103.7%）、厨房・給食機器に関しても1,692件（前月比103.2%）と、わずかではありますが増加の傾向が確認されています。このように、全体傾向は厳しいものの、特定の業種においては希望が見えるデータもあるのが興味深いところです。

入札予定情報件数の推移

入札予定情報件数に目を移すと、2025年11月は13,903件で、前月から20.2%の減少、前年同月と比べても85.0%の減少という結果になりました。このデータは、補正予算や当初予算に基づく大規模な案件情報が含まれており、例年この11月には件数が落ち着く傾向があります。状況的に、10月の急増からの反動とみることができます。

入札王は、このような最新の情報をもとに、今後のマーケットの動向をタイムリーにキャッチできます。また、入札王では、最大10日間の無料お試し期間が設けられており、これを利用すれば直近3年分の情報を手軽に確認することが可能です。興味のある方はぜひ公式サイトを訪れてみてください。

調査概要と法人情報

この入札・公募・予定情報の月次レポートは、入札情報提供サービス「入札王」によって生成されています。期間としては2023年12月1日から2025年11月30日までのデータが元になっており、詳細な情報を元にした分析が行われています。

仕組みとしては、入札王が独自に分類した49業種に基づいており、月別の入札件数はそのデータベースをもとに算出されています。法人情報としては、株式会社ズノーがこのサービスを運営しており、東京都港区に本社を構えています。さらなる情報については、公式サイトから直接の問い合わせも受け付けています。

今後の経済活動における動向は、引き続き注視していきたいところです。