保育現場における口腔ケアを促進する新しい教材が登場
2025年11月6日から7日にかけて、森永製菓株式会社と株式会社コドモンは、長野県中野市立とよた保育園において、オリジナル口腔ケア教材の実践会を行いました。本プロジェクトは、保育施設向けに食に関する健康教育を推進する取り組みの一環です。
口腔ケアプロジェクトの背景
森永製菓は、2024年7月から「口腔ケア」プロジェクトに取り組み、食を楽しむためには残りの歯を維持することが重要であるとの認識のもと、幅広い世代に向けたサポートを行っています。また、コドモンは保育施設向けの業務支援サービスを展開しており、質の高い保育を実現するために重要な役割を担っています。両社は、2025年6月に「子どもの健康教育・保健指導の支援に関する包括連携協定」を締結しており、共同インセンティブの構築が進められています。
実践会の詳細
実践会では、コドモンカレッジを通じて保育者が最新の保育スキルを習得し、森永製菓のオリジナル教材を用いて指導を行いました。17日には、実際に中野市の保育士と歯科衛生士が連携し、園児たちに対する口腔ケアの重要性を楽しく学ぶセッションが行われました。マグネットシアター形式の教材を用いて、子どもたちは分かりやすく、興味を持ちながら口腔ケアについて学ぶことができました。
この活動によって、園児たちは楽しみながら、毎日の歯磨きや口腔ケアの習慣を身につけることが期待されています。
教材の特徴とインパクト
オリジナルの口腔ケア教材は、視覚的に理解しやすく、演じることでより興味を引きやすい工夫が施されています。黄緑色のマグネットを使用することで、誤飲や紛失のリスクが低くなっており、安心して使える教材です。この教材は、年齢に応じたアプローチが可能なため、特に乳幼児向けの指導に適しています。
教材の今後について
今後は、この教材を使用した取り組みをより広範に展開し、利用者のフィードバックをもとに内容を改良していく予定です。森永製菓は、2030年に向けたビジョンとして、顧客や社会全体の健康を支える「ウェルネスカンパニー」を目指しています。口腔ケアプロジェクトはその中核を成しており、今後も家庭や教育現場での普及が図られていくでしょう。
参加者の声
この実践会に参加したとよた保育園の園長は、研修を通じて口腔ケアの知識を深めた上で、マグネットシアターを用いた指導の重要性を実感しました。また、コドモンの保育課長も、このプロジェクトが保育現場における指導の質向上に寄与する可能性が大いに期待されていると述べています。
このように、今回の実践会は単なる取り組みの一環ではなく、未来の世代を見据えた真剣な試みであることが感じられます。食育と口腔ケアの両面から、持続可能な健康教育を目指して進化していく様子を見逃す手はありません。今後の活動が楽しみです。