シンガポール最大級のステンレス問屋、HH Stainless社へ新たな一歩
日鉄物産株式会社が、日本製鉄のGXスチール「NSCarbolex Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」の販売を、シンガポールの大手ステンレス問屋HH Stainless Pte Ltd.に向けて開始することを発表しました。これは、日鉄物産および日本製鉄にとって、二相系ステンレス鋼管における初の採用事例です。
HH Stainless社とは
HH Stainless社は、1964年に設立されたシンガポールの最大級の総合ステンレス問屋で、石油化学、建設、造船、オフショア分野を主なビジネス領域としています。企業としての実績は30年以上にわたり、安定した成長を遂げています。
GXスチール「NSCarbolex Neutral」について
GXスチールは、経済産業省が提唱するグリーントランスフォーメーション推進のための新しい鉄鋼製品であり、特に「NSCarbolex Neutral」は、日本製鉄がマスバランス方式を用いた環境配慮型のスチールです。この製品は、同社が行った二酸化炭素排出削減の成果を基に、環境への負荷を軽減することを目的としています。
環境への貢献
今回の取り組みは、両社のビジョンである「持続可能な社会の実現」に向けた重要な一歩です。日鉄物産は、HH Stainless社との連携を通じて、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、持続可能な製品の提供に力を入れていく方針です。
HH Stainless社もまた「Sustainability For The Next Generation」を掲げ、次世代に向けた環境保護の観点から、NSCarbolex Neutralの導入を決定しました。
結論
日鉄物産とHH Stainless社の新たなパートナーシップは、環境に優しいステンレス製品の提供を通じて、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。今後、この商品の展開がどのように進むのか、注目していきたいところです。