パリ・オペラ座が贈るバレエの名作『眠れる森の美女』が映画館で上映

パリ・オペラ座が贈る最高傑作、バレエ『眠れる森の美女』

2025年8月22日（金）、ついにバレエ『眠れる森の美女』が映画館で公開されます。この作品は、世界最古の芸術の殿堂として名高いパリ・オペラ座の最新パフォーマンスを体験できる『パリ・オペラ座 IN シネマ 2025』の一環です。

パリ・オペラ座の魅力

パリ・オペラ座は、350年以上の歴史を誇り、数々の名作が初演されてきました。その伝統と革新を受け継ぐパフォーマンスは、世界中の観客を魅了し続けています。今般、選ばれた3演目が映画館での特別上映として提供されることになりました。最初に公開されたオペラ『カルメン』が大好評を得た後、続けてバレエの傑作が公開されます。

ブルーエン・バティストーニのオーロラ像

オーロラ姫役を演じるのは、美しき新星ブルーエン・バティストーニ。彼女は、ヌレエフ振付による本作を愛し、独自の解釈でキャラクターを深めてきました。ブルーエンは、シネマ上映の魅力について「ダンサーたちの表情や動きが映画館でリアルに感じられる」と語り、観客に特別な体験を提供することに注力していると話しました。

「映画では特に表情に注意を払うようにし、全体を通して一貫性を持たせました。キャラクターの感情を伝えることが、映画ではさらに重要になるのです。」と彼女は続けました。

充実した舞台と映像のクオリティ

本作の映像は2025年4月に収録され、豪華絢爛な舞台美術や美しい衣裳が印象的です。観客は、ロココ時代のフランス宮廷の栄光を再現した美しい演出を、映画館ならではの迫力ある音響と共に楽しむことができます。

見どころとしてブルーエンは、「私たちはリアル公演にできるだけ忠実に演じました。映画館の前で観る感覚が味わえるよう、異なる視点で楽しんでいただけると思います。」と語ります。その上で、映画館では通常の公演とは異なる緊張感があることも打ち明けています。特に、クローズアップで見られることに対するプレッシャーを感じながらも、自身の技術を信じて踊り切ったそうです。