教育支援の新たな挑戦
2025-03-28 17:25:20

医療の枠を超えた教育支援、「さくらclass」が取り組む新たな挑戦

医療の枠を超えた教育支援、「さくらclass」が取り組む新たな挑戦



大阪市に位置する医療法人医誠会が運営する医療複合施設「i-Mall」では、地域の中でも特に注目されている教育支援プロジェクト「さくらclass」が進行中です。このプロジェクトは、不登校を経験している生徒たちに、新たな学びの場を提供することを目的としています。具体的には、大阪市立天満中学校の「登校のススメ!」プロジェクトと連携し、地域の小中学生に居場所を提供しています。

新たな教室の開設



2024年2月より始まった「さくらclass」は、医療複合施設内のヘルシーカフェ「さくらテラス」の2階に位置する多目的スペース「サロン」を使って開室されます。この場所は、医療従事者が多数在籍し、常駐する警備員もいるため、安全で快適な学習環境が整っています。教室は毎週2回、9:30から11:30まで開かれ、中学校の一部として生徒たちを迎え入れています。

教育の現場では、これまでの学校の枠を超え、教育支援が求められる時代になっています。「家からさくらclassに来て、会話をするだけでも進歩」との声もあり、教室に参加するだけでも生徒たちの自信や意欲を育む一助となることが期待されています。

具体的な活動内容



「さくらclass」では、担当の教員による個別指導が行われ、生徒一人ひとりの課題学習に取り組む時間が設けられています。また、ゲームを通じたコミュニケーションタイムなど、楽しみながら学べるプログラムも充実し、学びの楽しさを感じさせる環境が整っています。

この取り組みが始まった当初は、生徒や保護者への説明会を行いましたが、登録者数は限られたものでした。しかし、運営に携わる教諭たちの努力により、次第に「さくらclass」の存在が認知されるようになり、2025年には登録者数が19名に増加しました。活動も70回を超える中で、有意義な学習支援や課外活動が展開されるようになりました。

地域との連携と今後の展望



医療法人医誠会は、2025年度も「さくらclass」の支援を継続することを決定しました。このプロジェクトを通じて、地域全体の支援拡大を図り、中学校への進学前の児童も対象となることを望んでいます。義務教育の中断を防ぐため、より早期にサポートを届けられる環境が求められています。

また、医誠会国際総合病院には、医師や看護師、臨床心理士など、子どもたちの健康をサポートできる専門家が在籍しています。医療的な支援が必要な場合にも、安心して利用できる体制が整っています。地域の皆さまと共に、このような取り組みを進めていき、医療と教育が連携した新しい支援モデルを確立していくことが期待されます。今後ますます、多様なニーズに応じた支援活動が広がることを願っています。

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