IoT電力センサユニットの革新
カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進む中、株式会社SIRCから画期的な新製品「IoT電力センサユニット」が登場しました。このユニットは、工事不要で簡単に設置できるのが特長です。産業用の消費電力を正確に把握し、省エネやカーボンニュートラルの達成をサポートします。
消費電力の把握が重要
企業において、工場全体の消費電力は把握していても、その内訳を理解しているケースは少なく、多くの場合、どのラインや機械が最も電力を消費しているのかが不明です。この「IoT電力センサユニット」を導入することで、各ラインや機械の具体的な消費電力を把握することが可能になります。
SIRCデバイスの搭載
このユニットには、SIRC社の5mm角チップによる「SIRCデバイス」が搭載されており、軽量でコンパクトです。非接触で有効電力を取得することができ、従来の接触式のメーターとは異なり、2本の線にクランプするだけで測定ができるため、設置が簡単です。各工場やプラントでの使用を想定しており、AC三相3線の測定に対応しています。
将来への投資
省エネやカーボンニュートラルの取り組みには、消費電力の正確な把握が欠かせません。具体的な消費データを得ることで、工程の見直しや待機電力の削減、設備を省エネタイプに切り替える際の根拠とすることが可能です。こうした取り組みは、コストの増加を避けつつ、効率的に行うためのスタートラインとなります。
製品は、センサ口径に応じて以下の3サイズが用意されています:
- - センサ口径Φ15、電流レンジ~100A
- - センサ口径Φ25、電流レンジ~200A
- - センサ口径Φ35、電流レンジ~300A
様々なケーブル径に対応しているため、導入しやすい構造になっています。非上場企業であっても、上場企業との取引がある場合は同様の省エネ対策が求められるため、サプライチェーン全体での取り組みが不可欠です。
まとめ
今回発表された「IoT電力センサユニット」は、カーボンニュートラルの実現に向けた重要な一歩となる商品です。株式会社SIRCは、今後も独自の技術を通じて、持続可能な社会に貢献することを目指しています。消費電力の把握を通じて、さらなる省エネへ向けての取り組みを進めてみてはいかがでしょうか。