廃棄物から生まれた新しい家具へと進化する『Circlife』プロジェクト
循環型繊維マテリアル「PANECO®」を活用したアップサイクル家具プロジェクト、『Circlife(サークライフ)』が始動しました。このプロジェクトは、株式会社RIN、株式会社Uragamiと共同で進められており、役目を終えた素材に新たな価値を見出す挑戦です。
プロジェクトの概要
『Circlife』は、「花」「服」「家具」といった異なるカテゴリーの素材を再生させ、再び暮らしの中に息吹をもたらすことを目的としています。プロジェクト名には、「Circle(循環)」と「Life(生活)」を融合させた意味が込められており、ただのリサイクルを超えた循環型のライフスタイルを提案しています。
この取り組みは、使う人々にとって「思いを受け継ぐ」体験を提供し、循環型社会の実現に貢献するものです。再生された家具には、素材の記憶が息づいており、ただのアイテムではなく、過去の物語を抱えた存在として人々の生活に寄り添います。
参画企業の役割について
プロジェクトには、3社の専門的な技術が集結しています。
1.
株式会社RIN
- 使用された花々に加工を施し、アートピースとして再生します。花の儚さと力強さを融合させた独自の表現が、家具に生命感を与えます。
2.
株式会社Uragami
- 使用済みの什器や家具を回収・解体し、新たなプロダクトとして生まれ変わらせます。「未来を懐かしむ」というコンセプトのもと、素材の持つ風合いや痕跡を活かした作品を生み出します。
3.
PANECO®(モリリン株式会社)
- 廃棄された衣類から生まれた循環型ボード「PANECO®」を利用し、再利用可能な素材を家具に取り入れています。サステナブルな価値を持つ家具づくりを実現しています。
展開商品
プロジェクトが提供する商品は、魅力的なデザインが施された3つのシリーズです。
- - GLASS(BEIGE)
- - HIKIDO(LIGHT)
- - KANNON(BLACK)
これらの家具は、見た目の美しさだけでなく、サステナブルな素材とストーリーを兼ね備えています。
今後の展開
『Circlife』は、2025年に開催されるオーガニックライフスタイルEXPOでの展示を計画しています。この展示では、実際に再生された素材のプロセスを体験できる演出が予定されており、来場者は素材と記憶のつながりを感じる機会があります。また、多くの企業が集まり、意識の高い消費者たちがショッピングを楽しむ場ともなる予定です。
展示会詳細
- - 会期:2025年10月2日(木)、3日(金)、4日(土)
- - 時間:10:00~17:00
- - 会場:東京都立産業貿易センター浜松町館2~5階
- - 主催:一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン(OFJ)
このプロジェクトは、ただの家具を作ることを超え、人々の生活に新たな価値と意味をもたらすものです。循環型社会の実現に向けた一歩を、ここから始めましょう。