NTTドコモの新たなデータ活用基盤「docomo data square」の全貌
2026年9月29日、株式会社NTTドコモ、株式会社電通、株式会社CARTA ZERO、株式会社インテージが共同で新しいデータマーケティング基盤「docomo data square」を刷新しリリースします。この新基盤は、生活者理解に基づく広告配信や効果検証を可能にするためのものです。
新基盤の概要
「docomo data square」は、1億を超える同一IDを使用し、生活者の行動データを「動的ライフストリーム」と「静的心理アンカー」の2つの観点から分析します。これにより、消費者が日々何に興味を持ち、どのように行動するのか、またその背後にある意識や価値観を同時に捉えることが可能になります。
動的ライフストリーム
「動的ライフストリーム」は、購買履歴や位置情報、アプリの使用状況、決済データなどのリアルタイムの行動を時系列で捉えるデータ群です。これにはドコモのdポイントクラブ会員から得られる情報が活用され、消費者が日々どのような行動をとるかに焦点をあてています。これにより、企業は消費者の生活の変化を迅速に把握し、適切な戦略を練ることが可能となります。
静的心理アンカー
一方、「静的心理アンカー」は、消費者の意識や価値観を反映したデータです。電通が長年培った知見をもとにした調査を行い、生活者がなぜそのように行動するのかを解き明かします。このデータに基づいて、広告キャンペーンなどのマーケティング施策の設計が可能となります。
データ活用のメリット
この新たな基盤により、企業は「何をしているか」と「なぜそうするのか」という2つの側面からデータを統合的に分析できるようになります。これにより、広告施策のターゲティング精度が向上し、より効果的なマーケティングが実現することが期待されています。具体的には、AI技術を用いた仮説構築や意思決定のサポートが行われ、分析したデータは「docomo data square Ads」などのソリューションに連携され、適切なタイミングでの広告配信が可能となります。
各社の役割
この取り組みにおける各企業の役割は明確に分かれています。ドコモはdポイントクラブの会員基盤を提供し、電通は心理アンカーの調査設計を行います。CARTA ZEROはデータ基盤の構築と運用を担当し、インテージはアンケート調査の実施とインサイト業務を支援します。これにより、データの収集から活用まであらゆるフェーズで強力な体制が整います。
未来展望
今後はこの基盤を活用し、仮説検証と市場分析を繰り返し行いながら、マーケティングの精度を高めていく予定です。高いデータ活用能力を持つこのシステムは、企業の意思決定を支え、持続的な成長を促進する重要な役割を果たすことでしょう。
このように、NTTドコモを中心とした複数の企業が共同で進める「docomo data square」は、新しい時代のマーケティングデータ基盤として、その全容を見せ始めています。企業にとっては、この基盤を活用することが成功への大きな一歩となるでしょう。