新たな事業創造の拠点、ヌーラボがCIC Fukuokaに設置

株式会社ヌーラボは、2025年7月1日をもって福岡市のスタートアップ支援施設「CIC Fukuoka」に新しい拠点を設けることを発表しました。この活動拠点は、同社の新規事業創出プログラム「Nu Source」を中心に構成されており、そこでの活動を通じて、地域の入居者や企業との連携を図ることで新たなビジネスの創出を目指します。

CIC Fukuokaの特徴

CIC Fukuokaは、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに本拠を持つ、世界最大規模のイノベーションセンターを背景に持つ施設です。1999年に設立され、アジアでは二つ目の拠点として福岡・天神に位置しています。ここは、スタートアップ企業、成長企業、行政機関、大学、研究機関、投資家など多様な機関が集まっており、共創やネットワーキングを進めるためのハブとしての役割を果たしています。

この場所では、日常的にさまざまなアイデアや人材、資金が交差し、新しい産業や社会を創出するためのコラボレーションが行われています。ヌーラボは、このCIC Fukuokaにおいて、ただのコワーキングスペースとして利用するのではなく、入居者やスタートアップ企業との共創を重視し、新たなビジネスの機会を拡大することを目的としています。

ヌーラボのビジョン

ヌーラボのCEOである橋本正徳氏は、「福岡市に新たに誕生した拠点に参加できることに喜びを感じています。スタートアップや新たなビジネスを立ち上げる皆さんにとって、同じ志を持つ仲間との出会いやネットワーキングの場は、ビジネスを加速するために欠かせないものです。CIC Fukuokaは、グローバルとの接点を広げる素晴らしい場所です。」と、拠点設置の意義を述べています。

Nu Sourceについて

「Nu Source」は、ヌーラボが運営する新規事業創出プログラムで、モノづくりに情熱を注ぐディベロッパーたちが協力し、創造的なアイデアを実現することを目指しています。このプログラムの特徴には、社内外問わずアイデアを募集することができるオープンな環境や、採択されたアイデアに対しては自らのプロダクト開発を支援する体制を整えている点があります。

特に注目すべきは、アイデアが採用されると、ヌーラボと業務委託契約を締結し、収入を得ながら自身のプロダクト開発に打ち込むことができる仕組みです。これにより、各ビジネスが持つポテンシャルを最大限まで引き出し、世の中に新しい価値をもたらすことが期待されています。

さらなる発展へ

今後、ヌーラボはCIC Fukuokaとの連携を強化し、さまざまなイベントの開催などを通じて「Nu Source」の充実を図ったり、スタートアップの成長をバックアップしたりする計画を立てています。この取り組みによって、新しいプロダクトやサービスが次々と誕生する土壌が整うことでしょう。

ヌーラボのサービス

さらに、ヌーラボは「チームワークマネジメント」を通じて、異なる職種のメンバーが協力し合い、組織全体の生産性を向上させる包括的なサービスを展開しています。プロジェクト管理ツール「Backlog」やオンラインホワイトボード「Cacoo」、セキュリティ強化ツール「Nulab Pass」など多彩な製品を提供しており、それぞれのツールが企業の成長をサポートしています。