デフ陸上アスリート門脇翠選手がプラチナアスリートに認定されました

ダイバーシティを体現するデフアスリート、門脇翠選手

東京パワーテクノロジー株式会社は、デフ陸上アスリート門脇翠選手が埼玉県のプラチナアスリート（シャイン部門）に認定されたことを報告しました。彼女は今後、国内外の主要な大会に挑戦するための体制を整えていくことになります。

プラチナアスリートとは

プラチナアスリートになることは、県が推薦する選手の中でも特に優れた才能を持つ選手に対する強化支援を意味します。この事業は埼玉県が国際大会で活躍する選手を育成し、競技力向上を目指す取り組みの一環です。門脇選手は、デフ陸上において聴覚障がいを持ちながらも目覚ましい成果を上げ、埼玉県のトップアスリートとしての地位を確立しています。

活動の軌跡

門脇選手は埼玉県さいたま市出身で、2歳の頃に重度の感音性難聴と診断されました。補聴器を着用しながらも、彼女はインドネシアの日本人学校で小学校時代を過ごし、その後、陸上競技に目覚めました。大学時代にはデフ陸上競技の日本代表に選出され、手話も習得しました。

2019年からは障がい者の就労支援やリハビリ、運動指導に従事。その後、2025年のデフリンピック出場に向けた活動を加速させています。一般社団法人日本デフ陸上競技協会の理事や副会長としても活動し、デフ陸上競技の社会貢献にも尽力しています。

ダイバーシティ＆インクルージョンの推進

門脇選手は、競技活動だけでなく、手話教室や講演会、ダイバーシティイベントへの参加を通じて、抵抗のない社会の実現にも取り組んでいます。東京パワーテクノロジーも彼女と共に、D&I（ダイバーシティ＆インクルージョン）推進の一環として、デフアスリートの支援を続けています。

今後の展望

今後は門脇選手の競技スケジュールや競技結果、登壇するイベント等の情報が、当社のアスリートサイトを通じて発信される予定です。活動の様子を見守りつつ、彼女の成長を支援することが私たちの役目でもあるのです。公式サイトには、詳細な活動情報や今後のスケジュールが公開されるため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

当社アスリートサイト

なお、埼玉県ではプラチナアスリートとして選ばれる条件として、県内に居住または活動拠点を有し、推薦を受けた選手が対象です。スポーツ科学の専門的知見を生かした支援が行われ、選手たちはさらなる競技力向上を目指して支援を受けられるのです。