イスラエルのYotpoが日本市場に進出、EC事業者を支援するソーシャルレビューの力

イスラエルのYotpo、日本市場への進出を発表

イスラエルに本社を置くYotpo Inc.（CEO: Tomer Tagrin）が、2014年1月28日に日本市場への本格進出を発表しました。Yotpoは、ソーシャルレビューを活用してEC事業者を支援するプラットフォームを意図しており、特に日本のEコマース市場においてその力を発揮することを目指しています。

Yotpoは先日、1千万ドルの資金調達を終了し、この資金を元に日本での展開を加速する計画です。本ラウンドのリード投資者はブルームバーグキャピタルであり、多くの著名な投資家が参加しました。これにより、Yotpoは将来の事業展開の基盤を整えることができました。

Yotpoが提供するソーシャルレビューは、買い物客の信頼できる口コミを活用し、ECサイトの集客や売上の向上を助けるものです。具体的には、Yotpoのプラットフォームは、レビューの生成を促進するための高機能な分析ツールも備えており、マーケティング戦略をデータに基づいて最適化することが可能です。

実際にYotpoのサービスを導入したダイヤモンドキャンドルショップでは、クリスマスシーズン中にソーシャルネットワーク上で1000件以上のレビューが行われ、商品の売上が急増しました。このエピソードは、Yotpoのソーシャルレビューが実際のビジネスでどのように効果を発揮するかの一例と言えます。

YotpoのCEO、トーマー・タグリン氏は、「私たちのクラウドベースのテクノロジーは、ビッグデータ分析を活用し、レビュー数を増加させ、購入率を向上させる効果的なツールです。日本のEコマース市場は成熟しており、私たちのソリューションはここで大きな役割を果たすはずです」と精力的にコメントしています。

さらに、日本市場での戦略として、Yotpoは2月14日に東京で「ECサイトの集客＆売上アップを支援する最新ソーシャルマーケティングテクノロジーセミナー」を開催します。このセミナーはECサイト開発者や事業者向けのもので、トーマー・タグリン氏自身が基調講演を行う予定です。参加費は無料ですが、事前の登録が必要です。

Yotpoのソーシャルレビューソリューションは、公式ウェブサイトや主要Eコマースプラットフォームを通じて申込みできます。Ec-Cube、Magento、Shopifyなどのプラットフォームと簡単に統合でき、より多くのEC事業者がこの技術のメリットを享受できるようになるでしょう。