片倉工業が株主優待制度を活用し富岡製糸場を支援

片倉工業の株主優待制度と富岡製糸場

2024年度、片倉工業株式会社（東京・中央区）は、株主優待制度の一環として、世界文化遺産である富岡製糸場への寄付を選ぶことができる新たな仕組みを導入しました。この取り組みは、株主から集めた寄付金を通じて富岡製糸場の保全管理や未来の活動を支援することを目的としています。

寄付の具体的な内容

具体的には、2024年度の株主優待制度に参加した68名の株主から寄付が集まり、その総額は181,000円にのぼります。この寄付金は5月30日にも富岡市に寄付され、地域の文化財保護に役立てられます。株主優待を通じた社会貢献活動は、地域との共生を目指すものであり、片倉工業の新たな試みとして注目されています。

株主優待制度とは

片倉工業の株主優待制度は、2024年12月31日時点の株主名簿に名前が記載または記録されている100株以上を保有している株主が対象です。寄付の選択肢として用意されているのは、持ち株数に応じた寄付額です。具体的には、100株以上1,000株未満の株主は1,000円、1,000株以上3,000株未満は2,000円、3,000株以上の株主は4,000円の寄付を行うことができます。これにより、株主は自身の持つ株式が地域の文化遺産へと還元される実感を得ることができるでしょう。

富岡製糸場の意義

富岡製糸場は、かつて日本の産業革命を支えた重要な施設であり、1987年には世界文化遺産として登録されています。その歴史や文化を次世代へと継承するための活動は、地域社会にとっても非常に重要です。片倉工業の寄付は、この貴重な遺産の保全活動に直接貢献することになります。

株主への感謝の意

寄付を選んでくださった株主の皆様に対する感謝の気持ちを伝えるとともに、当社はこれからも株主優待制度を通じた貢献を続けてまいります。地域との関係を深め、より良い社会を実現するために活動を続ける片倉工業の姿勢は、他の企業にも模範となることでしょう。

今後も、片倉工業は社会貢献に努め、地域の文化や歴史を大切にしていきたいと考えています。株主の皆様と共に、支援を通じて文化遺産が守られることを願っています。

会社情報