福山潤の色彩豊かな一人朗読劇が開幕
2025年7月4日から6日まで、東京・CBGKシブゲキ!!で開催される声優・福山潤による一人朗読劇『作家、46歳、独身』が、華やかに開幕の時を迎えました。この公演は、福山が一人で舞台に立ち、90分間様々な役を演じるという革新的な形式で行われます。開幕前のフォトコールでは、福山と作・演出を手掛ける岡本貴也が登壇し、互いの信頼関係と作品への熱い思いを語り合いました。
福山は、「一人朗読劇にずっと挑戦したいと思っていた」と発言し、2年前に岡本氏に企画を持ち込んだとのこと。朗読劇という形式の中でも、彼は「華やかさではなく、日常のリアルな一面を描き出したい」と語り、地味さの中にこそ深みがある作品を目指していたようです。
開幕の瞬間、その世界に引き込まれる
公演初日、舞台に現れた福山はコーヒーを片手に持ち、物語の主人公として静かに語り始めます。その設定は、過去の出来事を回想するようなスタイルで、「あのね、こんな1日があったんだ」と語りかける様子がとてもリアルに感じられました。彼は、離婚調停の渦中にある作家という役柄を通じて、彼の内面をじっくりと掘り下げていきます。作品には、彼が経験した日常や感情が色濃く反映されており、観客は彼の話に引き込まれていくことでしょう。
さらに、舞台には福山一人の力強さだけでなく、俳優としての飯田里穂や佐々木李子の声も交わり、観客はまるで周囲の絵画の中に自分もいるかのような錯覚に陥ります。本作は、淡々とした日常の中に、福山の繊細な表現力が光ります。
背景にある信頼の絆
取材会では、福山と岡本のユーモア溢れるやり取りが多く、互いに信頼し合っている様子が伺えました。岡本は「主人公が誰に語りかけているのかは、最後まで分からない」とコメントし、その伏線に興味を引かれました。観客に向けて、無心で観劇し、存分に楽しんで帰ってほしいとメッセージを伝えました。
福山も「コロナ禍の間に数多くの朗読劇が開催されたが、こうした試みも新しい楽しみを提供できればと思っている」と語り、舞台に立つ意義を再確認していた様子です。
朗読劇の新たな形を楽しむ
この一人朗読劇では、福山が持つアニメイベントでの流れるようなトーク力が、役としても遺憾なく発揮されています。彼は90分という短い時間の中で、自身の体験を基にした非常に生々しい日常を、色濃いキャラクターたちにお裾分けしていきます。観客は、福山の巧みに織り交ぜる様々な人物像に期待ですね。
開幕のベルが鳴り響くと、コーヒー片手に自身の物語を語り始める福山の姿は、観客に強い印象を与えました。一つ一つの仕草や台詞の中に、日々の生活にある喜びや悲しみが溢れ出ているようで、観る者を惹きつけてやみません。
最後には、観客に向けて「この劇を通じて、何か心に響くものを感じてもらえたら嬉しい」と笑顔で締めくくった福山。日常の中にある小さな幸せや苦悩を、彼の感性で届けることになるでしょう。
この朗読劇が新たな感動を生むことに期待しつつ、福山潤の視点で描かれる「作家、46歳、独身」をぜひ体験してみてください。
公演概要
- - タイトル: 福山潤 一人朗読劇『作家、46歳、独身』
- - 作・演出: 岡本貴也
あらすじ
主人公は作家として平凡ながらも複雑な日常を過ごしています。彼の目の前には、離婚調停や過去の思い出たちが絡み合い、彼自身の内面とも向き合うことになります。どういった展開が待ち受けているのかは、ぜひ劇場でその目で確かめてください。
公演日程
東京公演: 2025年7月4日(金)~7月6日(日)
大阪公演: 2025年7月11日(金)~7月13日(日)
チケット情報
- - SS席: 10,000円
- - S席: 6,000円
- - U-25席: 4,500円
(特典付き)
観劇を希望される方は公式サイトをチェックして、心温まる舞台を楽しんでください。