高校2年生がオープンキャンパスへ参加する理由と実態とは？

オープンキャンパス：受験生の現状と期待

オープンキャンパスへの参加は、今や多くの受験生にとって必須のステップとなっています。特に高校2年生による参加が最も多く、大学入試を控えた若者たちがどのように未来の学びの場を選び取っているかを、最新のデータをもとに解説していきます。

調査概要

河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は、全国の大学生を対象にオープンキャンパス参加状況に関するアンケートを実施しました。この調査により、オープンキャンパスを通して受験生が何を学び、期待しているのかが明らかになりました。

参加時期と参加校数

調査の結果、参加した学年の中で高校2年生が70％を占め、さらには高1と高2両方で参加した学生が79％に上ることが分かりました。このことから、高校2年生がオープンキャンパスに最も多く参加することが伺えます。参加校数は平均4.7校で、36％が6校以上に参加しており、これは前年よりも23％の増加が見られます。

オープンキャンパスへの期待

参加者がオープンキャンパスに期待している主な理由は、大学の雰囲気や施設を確認できることです。実際にキャンパスを訪れることで、将来自分がその場にいる姿を想像しやすくなり、志望校を決める時の重要な要素となるでしょう。また、具体的な大学のイメージを持つことで、受験勉強へのモチベーションが高まるという効果もあります。

参加者の同行者

オープンキャンパスに参加する際、参加者のおよそ半数が保護者と共に行っていることが調査から分かりました。これは、大学選びにおいて保護者の視点や経験が重要視されていることを示しています。一方で、単独で参加する受験生も一定数おり、効率的に情報を得る工夫をしているようです。

オープンキャンパスのメリット

オープンキャンパスに参加することは、ただ情報を得るだけでなく、自分に合った学校を見極めるための絶好の機会です。先輩たちの体験談によると、実際に大学を訪れることで、ネットやパンフレットだけでは得られないリアルな情報を確認できることが多いといいます。特にキャンパス内の雰囲気や勉強の様子を知ることで、より具体的な進路を描く手助けにもなります。

お役立ち情報

河合塾の「オープンキャンパス情報」サイトでは、受験生に向けて多くの便利な情報を提供しています。事前に確認しておきたいことをまとめたチェックシートや、全国のオープンキャンパス実施情報を網羅したデータベースが利用可能です。また、2025年7月には「ユニフェス大学合同オンライン説明会」が開催され、全国の主要大学を一堂に介して比較検討する良い機会となります。