社団法人事務局における業務効率化の現状と課題を探る
最近の調査によると、社団法人事務局において、スタッフの約4割が業務上の悩みを抱えていることが明らかになっています。この調査は、2022年6月20日から22日まで、クラウド型会員管理サービスを利用したことがない一般及び公益社団法人事務局勤務のスタッフ100名を対象に行われました。
業務の悩み。
事務局での業務に関する悩みとしては、最も多くの方が「手作業での会員情報の登録・変更が手間」と回答し、35%がこれを挙げています。入金確認に関する悩みも多く、27%が「入金確認の作業に時間がかかる」と述べ、その中の約30%が「入金確認に1週間以上かかる」と報告しています。これに関連して、郵送物の印刷・発送や未納者への督促に手間がかかるなどの悩みも見受けられました。
手作業の課題。
また、自由回答では「依然として紙ベースの事務処理が多い」「通知文書等の整理や探す手間」など、デジタル化の遅れによる悩みも多く寄せられました。これらの業務が煩雑であるため、事務作業が非効率となり、結果的に業務全体の円滑な運営を阻害しています。
クラウド型サービスへの意欲。
調査の中で、クラウド型会員管理サービスの導入に関してですが、過去に導入を検討した企業はわずか20%となっていることがわかりました。その理由としては、月額コストや初期費用の高額さが最も大きなネックであり、高額な料金設定が導入をためらわせる要因となっています。しかし、将来的には約40%のスタッフがクラウド型サービスの導入を希望しており、そのうちの約60%が「3年以内」の導入を検討しているとの結果が出ています。
効率化に向けた取り組み
業務効率化に対する意欲は高く、「新規サービス開発」や「業務の効率化で残業時間の削減」といった声が多く聞かれました。デジタル化の進展により、クラウド型サービスの導入を通じて、これらの課題が解決され、事務作業の負担が軽減されることが期待されています。
まとめ
この調査結果からは、多くの社団法人事務局が業務の効率化を切望し、特に入金確認作業における時間のロスに悩んでいる姿が浮き彫りになりました。クラウド型のサービス導入にはコストに対する不安があるものの、その効果を実感している法人も多いことが示されており、今後のデジタルシフトは不可避であると言えるでしょう。今後、これらの業務課題を解決するために、もっと多くの社団法人がクラウド型サービスの導入を進めることが重要です。これにより、業務が効率化され、さらなるサービス向上にも繋がると思われます。
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