Bioworksが新たにインパクトスタートアップ協会に加盟
Bioworks株式会社(本社:京都府相楽郡、代表取締役社長CEO:坂本孝治)が、一般社団法人インパクトスタートアップ協会(以下、ISA)の第5期正会員として新たに加盟しました。これは、同社が目指す「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を実現するための一歩として、大きな意味を持つものです。
ビジネス理念とPlaXの可能性
Bioworksは、「つくる喜びと、着る豊かさが続く、新たな⽣態系(エコシステム)」を理念に掲げています。特に、植物由来の次世代合成繊維「PlaX(プラックス)」の開発は、そのビジョンを実現するための重要な要素です。このPlaXは、サトウキビを原料としたバイオマス素材を使用し、環境に優しい特性を持っています。
さらに、2024年から2030年までに増えると予測されるポリエステルの生産の10%をPlaXで代替することを目指しています。すでに複数のブランドでの採用が進んでおり、持続可能なアパレル産業へ向けた移行を加速させています。
インパクトスタートアップ協会とは
ISAは、「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を両立させる企業を指し、持続可能な社会の実現を目指しています。2022年に設立されたこの協会には、現在206社の正会員が存在し、政財官と協働することでポジティブな影響を与えられる環境を作り上げています。BIoworksは、ISAの活動方針に賛同し、加盟することで知見を共有し、社会課題への取り組みをさらに強化します。
PlaXの特長とその社会的意義
PlaXは、従来のポリエステルと比較して、原料から糸の製造時までのCO2排出量を41%削減し、綿と比べて水使用量を90%も削減することが特長です。また、この素材は微生物によって水やCO2に分解される特性を持ち、環境に優しい選択肢として注目されています。さらに、廃棄後のCO2排出も削減でき、ダイオキシンなどの有害物質を一切生じません。
これからの取り組み
Bioworksは、ISAにおける他の加盟企業との連携を深めることで、自社単独では解決できない社会課題に挑戦し続け、持続可能な未来へ邁進していく考えです。新たなエコシステムの形成を目指し、業界全体の意識を高めるための活動を継続していくでしょう。
会社の概要
Bioworks株式会社は、2015年に設立され、ポリ乳酸を原料とした次世代合成繊維「PlaX」の製造と販売を行っています。国内外の繊維企業からも注目されているこの技術は、持続可能な未来に貢献するための鍵となります。
このように、Bioworksはインパクトスタートアップ協会への加盟を通じて、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けていくことを宣言しました。これからの展開に期待が寄せられます。