オンライン能声楽奉納
2020-11-26 13:11:07
青木涼子が贈るオンライン奉納演奏シリーズ「能声楽奉納」
「能声楽奉納」: 青木涼子のオンライン奉納演奏
近年、感染症の影響により、さまざまな文化活動が制約を受ける中、能声楽家の青木涼子氏は新たな形態の奉納演奏、"能声楽奉納"を始めました。このプロジェクトは、新型コロナウイルスの終息を祈願するため、青木氏が世界各国の作曲家や演奏家とともに、リアルタイムのオンライン演奏を行う取り組みです。今回は、その背景と今後の活動についてご紹介します。
"能声楽奉納"の始まり
青木涼子氏は、現代音楽の作曲家たちと協力し、伝統的な日本の能の「謡」を素材とする新たな楽曲を数多く発表してきました。このオンライン奉納演奏は、彼女のこれまでの活動を反映した新しい挑戦でもあります。2020年の5月30日にイタリアに向けて始まった第1回から、続々と開催されてきました。
これまでに、イタリア、フランス、スペインをターゲットとした公演が行われ、特に合計4,000回以上の視聴回数を記録しました。公演は全てYouTubeを通じてストリーム配信され、世界中の人々が自由に視聴できる形を取っています。
各国との連携
この奉納演奏では、各公演において特定の国のために詩が歌われ、より深いメッセージ性がもち込まれています。たとえば、第4回目の演奏は12月7日にオランダ王国大使館から行われ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーと共に馬場法子の「ハゴロモ・スイート」を演奏します。この楽曲について青木氏は、2018年にアムステルダムで共演し、好評を博しているため、特別な意味を持つ作品です。
次に控える第5回の公演では、ドイツのためにペーテル・エトヴェシュ作曲の「くちづけ」を奉納します。この作品は、アレッサンドロ・バリッコの小説『絹』を基にしており、日本語の台本は平田オリザが手がけているため、文化の架け橋としても重要な役割を果たします。実際、青木氏は2019年にこの楽曲をベルリン・フィルハーモニーホールでも演奏しており、その際の評価も高かったため、さらなる期待が寄せられています。
未来への展望と配信情報
今後も青木涼子氏のオンライン奉納演奏は続き、感染拡大が終息することを祈りながら、世界中の人々に感動と安らぎを届ける予定です。また、これらの演奏はすべて青木氏の公式YouTubeチャンネルで公開され、アーカイブとしても視聴可能です。これにより、より多くの人々が能声楽の魅力に触れることができる機会が創出されています。
特に、今回のように感染症の影響でリモート配信が必須となっている今こそ、オンラインで文化を享受できる時代が訪れました。音楽には国境を超えて人々をつなぐ力があることを、青木氏の奉納演奏を通して改めて実感させられます。普通の生活が取り戻される日が待たれる中、彼女の取り組みは文化芸術の力で社会を明るくしていくことでしょう。
視聴用URLや支援方法の詳細は青木涼子氏の公式サイトやTwitter、YouTubeチャンネルをご覧ください。音楽が持つ力を実感しつつ、多くの人にその美しさを知ってもらいましょう。
会社情報
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ensemble-no
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