若者の政治的関心を引き出す「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト2007」
2007年11月19日、財団法人明るい選挙推進協会とYahoo!が主催する「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト2007」が開幕しました。昨年に続く第2回目の本コンテストは、若者の政治や社会問題に対する関心を高めることを目的とし、携帯電話を使った作品の投稿を呼びかけています。
コンテストの目的と背景
近年、若年層の政治離れが問題視されており、その対策としてこの企画が立ち上げられました。日常生活の中で思うことや観察した出来事を携帯電話で撮影し、メッセージを添えて応募することで、身近な社会問題の関与や視点を広げる機会を提供します。コンテストを通じて、注目すべき環境問題や少子化、福祉問題などを見つめ直し、参加者自身の未来に対する意識を喚起する狙いがあります。
コンテストの詳細
このコンテストでは、11月19日から2008年2月3日までの応募期間が設けられています。参加者は日常生活で気付いたことを写真に撮影し、それにタイトルとメッセージを記載して応募します。作品は、審査員によって「作品の持つ社会性」や「視点の鋭さ」などが考慮され、評価されます。昨年の第1回目の開催では、3,656件もの応募があり、一般投票も多くの支持を集めました。
応募の流れ
作品の募集は5つの期に分かれ、各期ごとに一般によるインターネット投票が行われます。その結果、選ばれた50作品は審査会にかけられ、さらに15作品程度に厳選され、再度一般投票によってグランプリが決定されます。
表彰式は来年の3月に行われ、グランプリ受賞者にはトロフィーと共に日本の世界遺産の旅が贈られるほか、各クラスに準じた賞品も用意されています。
応募条件と審査基準
応募資格は、日本国籍を持ち、16歳以上であれば誰でも応募が可能です。写真は携帯電話またはデジタルカメラで撮影したものを使用し、応募フォームから送信します。特に重視されるのは、単なる撮影技術ではなく、視点の鋭さや社会問題に対するメッセージの強さです。
審査員の顔ぶれ
審査を行うのは、ジャーナリストや漫画家、精神科医、アルピニストなど、多彩な経歴を持つ専門家たちです。これにより、広い視野での評価が期待されています。
参加方法
募集はオンラインで行われ、気軽に参加できるのが本コンテストの魅力です。興味のある方は、以下のリンクから詳細を確認し、応募を行うことができます。
このコンテストは、若者が政治や社会問題について考える良い機会となり、彼らの意見が社会においてどのように影響を与えうるかを実感できる場でもあります。ぜひ、一人ひとりが描く視点で参加し、社会問題に対する理解を深めましょう。