銀座での特別な企画、「色寂 irosabi」展がついに登場
2025年8月1日から20日までの間、東京・銀座の和光本店地階「アーツアンドカルチャー」で、モデルの森 星さんがクリエイティブディレクターを担うプロジェクト「tefutefu」による「色寂 irosabi」展が初めて開催されます。この展示は、日本の伝統、歴史、そして暮らしの美学を再評価するために作られた特別な企画です。本展示では、素材や技、時間の織り成す美しさに焦点を当てています。
「色寂 irosabi」というテーマは、モノと人々の生活の間に流れる時間に光を当て、変わりゆく世界の瞬間的な色彩を大切にする心を表しています。この展覧会では、ロサンゼルスでの展覧会を基盤に、日本文化との深いつながりを持った「色寂」の美しさを探求します。
展示の魅力
展覧会の準備は進んでおり、出展者には伝統的な手仕事を大切にする職人やアーティストが名を連ねる予定です。具体的には、朝日焼十六世の松林豊斎や川合優、Eocene Artsなど、多彩なクリエイターが参加し、彼らの作品を通じて日本の職人技がどのように進化しているかを示します。これらの作品は、素材やその変化を通じて、静かに静謐な美しさを持つ色彩を映し出します。
さらに、アーツアンドカルチャーが1周年を迎えるにあたり、これまで和光と共に成長してきた作家たちも参加します。この場所で交錯する感性と文化は、来場者にとって特別な体験となることでしょう。
森 星のメッセージ
森 星さんは、この特別な展覧会に向けたメッセージを寄せました。「日が昇り、沈む様子や、葉が朽ちて土へ還る過程に宿る美しさに感動し、『色寂』という名を授けました。すべてのものが時間の中で呼吸し、深まっていく。私の目指すものに、日本の美意識が通じる価値を感じています。」と語っています。
彼女が手掛ける「tefutefu」は、日本の衣・食・住にまつわる文化を見つめ直し、国内外に向けてその魅力を発信することを目的としています。ブランディングを通じて、特に日本の手仕事に注目しています。
アクセス情報
「色寂 irosabi」展は、和光本店地階のアーツアンドカルチャーで開催され、初日は13:00から17:00まで、翌日以降は11:00から19:00までオープンします。入場は無休で、問い合わせは和光の代表電話番号03-3562-2111までどうぞ。
文化と人々の交差点
和光のアーツアンドカルチャーは、単なるショッピングの場ではなく、何世代にもわたって受け継がれた技術や美意識を伝える重要な場所です。観客は、ただ展示を観るだけでなく、作品の背後にある物語や文化、技術についても深く感じ取ることができます。この新しい試みが日本の文化を未来へとつなぐ架け橋となることを願っています。工芸家やアーティストの作品を通じて、私たちの日常がより豊かなものになることを期待してやみません。
訪れるすべての方々が、「色寂 irosabi」展を通じて、日本文化の真髄に触れ、その美しさを再発見できるきっかけとなれば幸いです。