2027年春、ポナン社の豪華クルーズが瀬戸内海を航海
フランス・マルセイユ本社のポナン社が誇るラグジュアリー船「ル・ジャックカルティエ」が、2027年の3月から4月にかけて日本の阪急交通社によってチャーターされることが明らかになりました。これは、日本の旅行会社がポナン社の船を訪日外国人向けに利用する初の試みです。
ポナン社といえば、探検とラグジュアリーを融合させたエクスペディションクルーズのリーダーです。彼らの航海は、手つかずの自然を巡るだけでなく、各地の文化や歴史に触れる貴重な体験を提供します。同社はこれまで30年以上にわたり、世界中の秘境を探索してきた実績があり、持続可能な観光を推進する姿勢も評価されています。
今回のクルーズは、日本の瀬戸内海が舞台です。700以上の美しい島々が点在するこの海域は、訪日外国人にとって文化、自然、食といった魅力が満載のスポットです。そして、神戸港を起点に多くの景勝地を巡る旅として商品化される予定です。
訪問先では、地元の人々と交流することができ、各地域の独自の魅力を存分に体感できるプログラムが盛り込まれる予定です。阪急交通社は現在、訪問地やアクティビティの詳細を協議中で、確定後には海外の旅行会社向けに情報を提供し、販売を開始する見込みです。この新しいクルーズは、特にインバウンド市場の開拓に寄与すると期待されています。
「ル・ジャックカルティエ」は、2020年に就航したフランス船籍のクルーズ船で、全長131m、全幅18m、総トン数は9,900トン、最大乗客数は184名という贅沢な空間を提供します。客室は92室あり、極上の船旅を楽しむことができる環境が整えられています。
阪急交通社は、この新たなプロジェクトを通して、魅力的な観光資源の発信と訪日外国人への新しい体験を提案し、持続可能な観光の価値を高めることを目指しています。今後の展開に注目が集まります。
詳細については、阪急交通社の公式ウェブサイトやリリースをご覧ください。