一般社団法人日本CLT協会は、設立10周年となる2024年に、CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)を活用した建築の普及と発展を推進するため、「CLT OF THE YEAR」という新たな賞を設立しました。
本賞は、CLTを活用した建築物および製品の優れた取り組みを評価し、表彰することを目的としています。第1回となる今回は「CLT OF THE YEAR ― PIONEER ―」と題し、過去10年間に竣工・完成した作品が対象です。
さらに、世界的な建築家であり、CLT特別アドバイザーを務める隈研吾氏による特別賞も設けられています。
応募受付期間は2024年7月1日(月)から8月30日(金)18:00までです。対象となるのは、2014年1月1日~2023年12月31日までに国内で竣工・完成したCLTを用いた建築物および製品です。応募資格は、CLTを用いた建築物および製品の設計者、施工者、施主等関係者で、個人、企業・団体・グループ単位での応募が可能です。
審査委員は、鈴木大隆氏(審査委員長)、青木謙治氏、内海彩氏、小見山陽介氏、末光弘和氏など、CLT分野の第一人者たちです。
賞は、隈研吾特別賞、CLT OF THE YEAR ― PIONEER ―、優秀賞の3つが設けられています。CLT OF THE YEARに輝く作品には、賞状と特別デザインのトロフィーが贈呈されます。トロフィーのデザインは、美術家の野老朝雄氏が担当しています。
CLTは、木の板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料で、建築の構造材や土木用材、家具など幅広い用途で使用されています。本賞を通じて、CLTの更なる普及と発展が期待されます。
詳細については、特設サイト(https://clt-oftheyear.com)をご確認ください。