文化交流を促進する新しいホステル「Q stay and lounge 上野」の魅力とは

2019年12月、東京・上野に誕生した「Q stay and lounge 上野」は、文化と人が融合する新しい社交型ホステルです。この施設は、地上5階、地下1階のビルをリノベーションし、全46ベッドを備えています。特に外国人観光客をメインターゲットとしており、上野という東京の玄関口でさまざまな出会いと発見を提供することを目指しています。

「Q stay and lounge 上野」のコンセプトは、「A hub of cultures in the heart of Tokyo」です。これは、訪れる人々が国境を越えてつながる場を提供したいという思いが込められています。リーズナブルな料金で、宿泊施設としてだけでなく、アートやカルチャー、AIなど最先端の技術を活用したフレキシブルな環境を整え、訪れる人々に新たな体験を提供します。

特徴と設備

ホステルの魅力のひとつは、日本初の多言語同時翻訳グループチャット「Kotozna Group Chat」の導入です。このシステムにより、訪れたゲストたちは、自分のスマートフォンで母国語を使用してメッセージを送り、それがAIを通じてリアルタイムに翻訳され、共通のスクリーンに表示されます。これにより、言語の壁を超えて簡単にコミュニケーションを楽しむことができる新感覚な交流が実現されます。

また、ホステルの共有スペースには、東京藝術大学の学生や地域のクリエイターたちが制作したアート作品が展示されます。定期的に開催される個展やワークショップなどを通じて、アートに触れる機会を提供し、地域文化との接点を深める場となります。

さらに、客室は多様なスタイルに対応しています。男女共用のドミトリールーム、女性専用ドミトリールーム、個室のツインルームやダブルルームが用意されていますが、それぞれのフロアは桜や紅葉、浮世絵など、日本らしいデザインに仕上げられています。このように、宿泊体験に色を添える工夫がなされています。

Q cafeの紹介

「Q stay and lounge 上野」の顔となるカフェ＆バー「Q cafe」は、単なる飲食施設ではありません。多言語同時翻訳システムやプロジェクターを用いた空間演出、アートの展示など、多様なコンテンツが用意されています。カフェは午前10時から午後5時までの営業時間で、バーは午後5時から午後11時まで、モーニングは午前7時から午前10時まで提供されます。

Q cafeでは、特製の「お江戸弁当」や、人気のホットサンド、チーズバーガー、地元の酒などが楽しめます。高品質なお米を使用したお弁当は、特に訪れる人々に好評を得ています。

Q stay and loungeのビジョン

近年、インバウンド観光市場が急速に成長しており、特に若年層の観光客のニーズに応じて、新たな宿泊形態が求められています。このホステルは、そんな新しいニーズに応えるべく、異文化交流を促進する場としての役割を果たしています。LS株式会社の代表取締役、梁穎希氏は、()”。(新しい時代の訪れる観光客に、価値ある体験を提供することを企業の目的として掲げています。Q stay and lounge 上野は、このビジョンを体現する施設であり、故郷を離れた訪問者たちに新しい仲間との出会いや、さまざまな発見を楽しむ機会を提供しています。