VRで体験する心理カウンセリング新サービス「HIKALY」の全貌

心理カウンセリングサービス「HIKALY」の導入

岡山市にある心療内科のHIKARI CLINICは、最新の技術を利用した遠隔心理カウンセリングサービス「HIKALY」を発表しました。このサービスは、VR（バーチャルリアリティ）プラットフォーム「STYLY」との共同開発によるもので、自宅で心理カウンセリングを受けられるという新たな形態を提供します。

VRカウンセリングの新たな可能性

従来、ZOOMなどを使用した遠隔診療は広がりつつありますが、「HIKALY」はVRを用いることで、より深いコミュニケーションが可能となります。クライアントとカウンセラーが一つのVR空間にいることで、まるで対面で話しているかのような感覚を実現。特に、ひきこもりや不安障害を抱える方々にとって、外出や通院が難しい状況でも、自宅にいながら高品質な心理・医療サービスを受けられるのは大きなメリットです。

サービスの流れ

HIKALYを利用するためには、まず公式ウェブサイトにアクセスし、ユーザー登録を行います。必要事項を記入すると、予約や受信方法に関するマニュアルが送付されます。また、VRヘッドマウントディスプレイ（HMD）を持っていない方には、レンタルサービスも用意されています。

使用されるカウンセリング技法

「HIKALY」で提供されるカウンセリングには、来談者中心療法や精神分析的療法、認知行動療法、アクセプタント・コミットメント・セラピー（ACT）など、さまざまな技法が用いられます。今後は、ゲシュタルト療法、クリエイティブ・アーツセラピー、箱庭療法といった新たな技法もプラットフォーム上で提供予定です。

カウンセリングの料金と予約について

「HIKALY」は自費診療となり、健康保険の適用は受けられません。基本的な面接時間は45分で、料金は10,000円（税別）となっています。具体的な予約方法や料金については、HIKALYの公式サイトで確認できます。

HIKARI CLINICの役割

HIKARI CLINICは、岡山駅前に位置する心療内科・精神科クリニックであり、日本で唯一、アイソレーションタンクを併設しているクリニックです。精神医療やアート、カルチャーとの接点を追求し、新事業「HIKALY」では、患者だけでなく心理カウンセラーも募集しています。この新たな治療文化圏の創造は、VRを通じてさらなる発展を遂げることが期待されています。

株式会社Psychic VR Labの志向

「HIKALY」の実現には、株式会社Psychic VR Labが開発したSTYLYが大きな役割を果たしています。STYLYは、ブラウザでXR空間を構築し、VR・AR・MRコンテンツを配信できるクラウドサービスで、アーティストが自由にXR空間を創造できる世界を目指しています。このような取り組みを通じて、アートやファッション、ライフスタイルのXR化を推進しています。