就活の新たなスタンダード「カレッジ型イベント(R)」
新卒採用専門のコンサルティング会社、シーズアンドグロース株式会社が手がける「カレッジ型イベント(R)」は、近年若者の間で急速に注目を集めています。このイベントは、社会経験が少ない新卒者に向けて、客観的な視点から就職先を選ぶ能力を育むことを目的としています。
東京都中央区に本社を置くこの会社は、2020年のサービス開始からわずか4年で、開催実績が155回に達し、年々その数が約15倍に増加しています。これにより、年間開催数は急成長を遂げ、2024年終わりまでには200回の開催が見込まれています。
「カレッジ型イベント(R)」の特徴
「カレッジ型イベント(R)」は、大学のキャリアセンターと企業主催イベントの中間に位置づけられる新しい形状のイベントです。企業のバイアスがかからないため、参加者は本音で企業についての理解を深めることができます。また、社会での実務経験が求められないことから、参加しやすい環境が整っています。
新卒者に必要な基礎的な知識を学びつつ、企業が求める人材の特徴を掴むチャンスを提供するこのイベントは、一方的な情報提供ではなく、互いの理解を深める内容となっています。これにより、企業は採用後のミスマッチを減らし、内定承認率の向上を図ることが可能となります。
開催数が急増した背景
近年の就活生は、給与や勤務地、転勤の有無など表面的な条件を重視する傾向にあります。スマートフォンやSNSを使った情報収集の難しさから、就活生は「情報を信じられない」という状況に陥っています。そんな中で「カレッジ型イベント(R)」は、企業バイアスのない情報を学生が受け取ることを可能にし、参加者が自分自身の価値観に基づいて就職先を選べる手助けを行います。
「カレッジ型イベント(R)」の実施手順
このイベントは、企業の採用課題に基づきカスタマイズされた内容で実施されます。まず、企業は当社と共にイベントのテーマを明確化し、参加学生を集客します。イベント当日は、自己理解を深めるためのセッションが行われ、企業幹部や人事担当者なしで学生が情報を得ることができます。その後、実施報告を受け、企業は長期的なサポートを受けることができます。
企業と学生の長期的な関係を築く
シーズアンドグロースの代表取締役、河本英之氏は、自社のサービスを通じて、学生が自分に合った企業を見つけられるようサポートすることが重要であると語ります。企業の独自性や働く魅力を伝えることで、学生はより自分と合う企業を選択できるようになり、双方の満足度が高まります。
今後、シーズアンドグロースは2032年までに関連事業の拡大を図り、年商10億円を目指します。「カレッジ型イベント(R)」は、Z世代にとって新しい就職活動のスタンダードとなり、両者にとってウィンウィンの関係を築く要素を持っています。
企業情報
- - 社名: シーズアンドグロース株式会社
- - 代表者: 河本 英之
- - 設立年: 2010年
- - 所在地: 東京都中央区日本橋人形町2-4-9
- - URL: seeds-and-growth.co.jp
- - 資本金: 990万円
- - 従業員数: 13名
「カレッジ型イベント(R)」は、単なる就職イベントではなく、学生にとって自己理解を深める重要なツールです。今後、このような新たな形のイベントが続々と登場することで、就職活動の風景は大きく変わることでしょう。