六本木ヒルズにて「CHIKIRI PROJECT」の特別展示が開催決定

「CHIKIRI PROJECT」が六本木に登場

日本の伝統芸能に根付く背景画技術を現代アートへと昇華させる「CHIKIRI PROJECT」が、2025年12月27日から2026年1月13日までの期間中、東京のエストネーション六本木ヒルズ店にて特別展示を行うことが発表されました。この展示では、能舞台の象徴的な要素を取り入れたアートピースが並び、訪れる人々に優雅な時間を提供します。

原寸大の「松羽目」アート

展示の目玉となるのが、原寸大で描かれた「松羽目」というアートピースです。能舞台の背面に描かれるこの松は、神の依代として重要な存在です。実際の舞台背景を手掛ける絵描きが、その伝統的な美しさをそのままに再現しました。

このアートは、力強い筆致と圧倒的なスケール感を兼ね備えており、見る者を惹きつける力を持っています。単なる装飾に留まらず、現代の空間に静謐で格式ある雰囲気をもたらします。特に、来場者がこのアートを通じて日本の伝統に触れることができる貴重な機会となるでしょう。

新作「アートダルマ」の初お披露目

さらに、展示では「アートダルマ」と称された新たなプロダクトも初披露されます。縁起物であるだるまをキャンバスに、歌舞伎の背景画に用いられる色彩やモチーフを巧みに重ね合わせています。一つ一つが絵描きの手作業によるもので、手描きならではの繊細なグラデーションと力強い筆運びが特徴です。

この「アートダルマ」は、古典的な要素を基にしつつも、モダンな空間にも見事にマッチし、訪れる人々の心を掴むことでしょう。

「CHIKIRI PROJECT」とは

「CHIKIRI PROJECT」は、日本の伝統芸能を支える背景画技術を広めるプロジェクトです。表舞台に出ることが少なかったこの技術は、舞台の空気を形作る上で欠かせないものであり、その魅力を現代のライフスタイルに合わせたアートとして提案しています。

プロジェクトを通じて、伝統芸能の深い魅力に触れ、さらにその美しさに感動することで、参加者の心にも響く作品が生まれることを目指しています。