新たなインバウンド集客サービス『Hotel Eats』
株式会社サーフジャパンは、2025年1月より赤坂・六本木エリアで新しいインバウンド宿泊客向けのサービス『Hotel Eats』を開始します。このサービスは、ホテルに宿泊する訪日旅行者を周辺の飲食店へとつなげることを目的としています。
インバウンド需要の増加
コロナ後、訪日旅行者の増加が見られる中、食事は旅行者にとって重要な関心事の一つです。実際、多くの旅行者が日本での食事を楽しむために訪れていますが、調査によれば、旅行前にお店を決めていない旅行者が50%を超えていることが明らかになりました。旅行中の宿泊客は、最寄りの飲食店にアクセスするため、ホテル周辺のレストランを利用する頻度が高く、最低でも2~3回に及ぶことが予想されます。
この赤坂・六本木エリアには、55軒のホテルがあり、毎月約60万回の食事が行われています。このような状況を踏まえ、宿泊客のニーズに応えることが求められていますが、従来のホテル側の情報提供には多くの課題が残っています。
ホテル側の課題
これまでは、ホテルがエリアマップを提供することで宿泊客に情報を提供していましたが、様々な制約が存在しました。人手不足や多言語対応の困難さ、情報更新の手間など、依然として十分なサービスを提供することが難しいのが現状です。また、周辺の飲食店も多言語メニューや予約システムが整っておらず、特にメニューに関しては英語対応が主であり、他の言語にはほぼ対応していないのが実情です。
『Hotel Eats』のサービス内容
1. 飲食店情報への簡単アクセス
『Hotel Eats』は各ホテルに設置されたQRコードをスキャンすることで、多言語で飲食店の情報にアクセスできます。このQRコードは、各ホテルに合わせて特別にデザインされており、利用者はホテルから周辺の飲食店までの距離や道案内に関する詳細情報を簡単に取得できます。また、個別のゲストクーポンも利用可能で、宿泊客にとって大変便利です。
飲食店の情報は、料理のジャンルや予算、サービス条件に基づいて検索でき、トイレや充電設備、座席の種類に関する情報も詳しく紹介しています。特に不定休日や日本の祝日情報も含まれており、宿泊客の計画をサポートします。
2. 多言語メニューの提供
『Hotel Eats』では、英語、韓国語、中国語、日本語、タイ語の5か国語に対応した多様なメニューが利用可能です。料理の食材や産地、調理法に関する情報も提供し、日々の仕入れに基づく特別メニューも楽しむことができます。特に、日本酒を含む18,000種類以上の酒の情報が多言語で掲載されており、各国の旅行者が楽しむことができます。
3. 簡単な予約サービス
また、宿泊客がレストランを選んだ後、リアルタイムでの予約サービスが利用可能です。この機能はTableCheck社とのAPI連携により実現されており、利用者はスムーズに予約を行うことができます。
ホテルと飲食店へのメリット
ホテルにとっては、サービス導入に伴うコストは一切かからず、顧客満足度の向上にも貢献するでしょう。また、飲食店側も差別化されたサービスを通じて、集客力を高め、売り上げの増加を期待できます。
『Hotel Eats』に関する詳しいプランはいずれの飲食店も業界のニーズに応じて適応可能で、強力な集客ツールとなることでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。
サーフジャパンについて
サーフジャパンは、東京都港区赤坂に本社を置く企業で、訪日旅行客向けに多言語対応の飲食サイトを運営しています。最新のサービス『Hotel Eats』を通じて、旅行者と飲食店の架け橋となるための使命を果たしていく所存です。