森と共存する校舎が神戸・六甲山に登場!
2028年、六甲山という自然豊かな環境に世界最高峰のインターナショナルスクール『North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe)』が新たな校舎を開校します。設計を手掛けるのは、国際的に著名な建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏のスタジオであるAMDL CIRCLEです。この校舎は「森と共存する」をテーマにし、豊かな緑と四季折々の変化を感じながら、学びの場を提供します。
新校舎の誕生は、六甲山の壮大な自然環境が子供たちの創造力や探求心を育むための理想的な舞台になると性格に位置づけられています。ここでは、教職員や生徒のウェルビーイングを重視し、学びの環境が彼らの成長に与える影響を深く考えた設計がなされています。
教育の未来を形作るミケーレ・デ・ルッキ氏の思い
ミケーレ・デ・ルッキ氏は自身が学びの環境に最も力を入れている建築家の一人だと語っています。彼は、六甲山という特別な地形の中で、教室や図書室、食堂、体育館、講堂、寄宿舎など、7つの建物を計画しており、それぞれが自然と調和するように設計されます。これにより、地元の自然を大切にしながら、生徒たちが持続可能性やコミュニティ意識を学べる空間が生まれます。
デ・ルッキ氏は、「自然と共存する校舎」というテーマを通じて、学びの場が生徒たちにとっての冒険の舞台となることを期待しています。彼は、自然環境を保全しつつ、教育の場での社交性や協力を促進することが重要であると訴えています。
新校舎に込められた4つの基本原則
NLCS Kobeの新校舎が掲げる4つの基本原則は、以下の通りです:
1.
自然と美しさ:自然を理解し、周囲に敬意を抱く環境を創造すること。
2.
健康とマインドフルネス:思考と学習の質を支える調和のとれた空間を提供すること。
3.
帰属意識とコミュニティ意識:個人間の関係を深め、知識の交換を促進する教育キャンパスの創造。
4.
創造文化とのつながり:すべての創造的活動をサポートする環境を提供し、人生、芸術、自然に対する深い理解を育む。
日本の伝統文化を融合した教育カリキュラム
NLCS Kobeは、日本独自の文化や歴史を尊重した教育カリキュラムを採用します。生徒たちは、日本の伝統文化に触れ、それを通じて自身のルーツを理解し、文化的アイデンティティを深めることができます。例えば、盆栽や茶道、禅、礼法など日本の文化を学ぶことで、相手を思いやる心や小さな事に気を配る大切さを学びます。
“本物に触れる体験”を提供するイベント
NLCS Kobeは“本物に触れる体験”を提供するイベントも開催予定です。例えば、六甲山の自然に囲まれたイベントや、日本の文化と連動したプログラムを通じて、教育の新しい形を創造していきます。これにより、生徒たちが自主的に学び、思考する力を高める機会を提供していきます。
結論
神戸・六甲山に設立されるNLCS Kobeの新校舎は、自然環境を最大限に活かしながら、未来の教育の方向性を示すプロジェクトです。ミケーレ・デ・ルッキ氏の設計理念は、ここに新たなスタンダードを打ち立て、子供たちが持続可能な未来を築くための礎となることを期待しています。