代官山蔦屋書店、音楽を生活に取り入れる新フロアオープン

代官山蔦屋書店が2025年10月10日（金）に音楽フロアをリニューアルオープンしました。新フロアは1号館の1階に移され、コンセプトは「音楽とともに暮らす」。この空間は、まるで自宅のような居心地の良さを提供し、訪れる人々に新たな音楽体験をもたらします。

「ライフスタイルを提案する場」としての役割

代官山蔦屋書店は2011年に開業以来、文化やライフスタイルを提案する場として知られ、常に新しい発見や出会いを提供してきました。リニューアルした音楽フロアでは、単に商品を販売するのではなく、日常生活に根差した音楽体験が可能となるよう仕掛けが施されています。

新フロアの開設に際して、特集された企画の一つが、インディ・レーベル「ENNDISC」が手がけるコンピレーションアルバム『LOCKER ROOM』です。この作品は、14名のアーティストが匿名で参加し、互いに共鳴し合う楽曲が収録されています。皆さんもぜひこのアルバムを聴いてみてください。

家具にこだわった特別な空間

新音楽フロアでは、家具メーカーのMOBLEY WORKSとPYTHAGORAのアイテムが使用されています。これにより、音楽と日常生活が融合した特別な環境が演出されています。両社の家具は、ただの什器ではなく、自宅でも使用できるものとして提案されています。実際に店舗内で家具を視覚的に楽しむことができ、気に入った家具をカスタムオーダーできるサービスも受け付けています。

MOBLEY WORKS

MOBLEY WORKSは、鰤岡力也による木工工房。質の高い木材を使用し、モダンからカントリー、ミッドセンチュリーに至るまで、幅広いデザインのオーダー家具を製作しています。その美しさと機能が両立した作品は、多くの人々に愛されています。

PYTHAGORA

PYTHAGORAは、オーディオやバー、DTMをテーマにしたスタイルの家具を製作。音楽フロアに設置されるオーディオ家具は、ユーザーのライフスタイルに寄り添ったカスタマイズが可能で、自分だけのオリジナル空間を作り上げることができます。

音楽の力を実感する空間

現代の音楽は、娯楽を超え、感情や心の豊かさを育む重要な要素となっています。音楽という存在があるだけで、空間も人の心も豊かに彩られます。この新たな音楽フロアを通じて、訪れる人たちには音楽の大切さや豊かさを日常生活の中で感じてもらいたいと考えています。代官山蔦屋書店の音楽コンシェルジュである小山嵩之氏も、この思いを大切にしています。