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株式会社Plusbaseが挑む看護師メンタルサポート

株式会社Plusbaseは「働く人のこころを守る」というビジョンを掲げ、医療従事者向けのメンタルサポートサービスを提供するヘルステックベンチャーです。新型コロナウイルスによる影響で医療従事者の過重労働が問題になり、特に看護師のメンタルヘルスが社会的な注目を集めています。加えて、急性期病棟で働く看護師の54％が抑うつ症状を抱えていると言われ、そのサポートが急務となっています。

これに応える形で、Plusbaseは「ナースビー」というwebサービスを開発しました。このサービスでは、看護師の心の状態を見える化するチェックツールや、状態に応じたセルフケアツールを提供し、医療従事者が日常的に自分のメンタルヘルスを管理できるよう支援しています。

資金調達の意義と今後の展望

最近、Plusbaseはプレシードラウンドでの資金調達を発表しました。この資金は、新たな実証実験やさらにサービスを深めるために活用される予定です。資金を通じて全国の医療機関にメンタルサポートを広け、自らの健康を守る事ができる環境作りを進めていく考えです。

投資家の矢澤麻里子氏は、医療業界において精神障害による労災の申請件数が多く、とりわけ看護師はメンタル不調を経験しやすいと述べています。看護師が患者の命を守る中で、その心が守られていないのは課題であり、メンタルサポートが必要不可欠だと強調しています。

代表取締役の思いとは

Plusbaseの代表取締役であるWim.サクラ氏は、「命を守る人のこころを守る」というミッションを実現するための大きな一歩となると実感しています。彼は2年前に、日本の医療を支える看護師が守られていない現状に疑問を感じ、まずはこの課題を広く知ってもらうことが重要だと考えました。そのために、自ら現場の声を発信し続けてきました。今回の資金調達によって、看護師を守るための使者としての役割を、より迅速に果たしていく覚悟です。

未来に向けた挑戦

今、Plusbaseは医療従事者のメンタルヘルスに関する課題に向かい合い、看護師をはじめとした医療の現場が抱える問題を解決するために邁進しています。今回の資金調達を機に、サービスをさらに洗練させ、看護師一人一人が心の健康を保ちながら安心して働ける環境の整備を目指します。Plusbaseの活動は、医療業界だけでなく、社会全体のメンタルヘルスをサポートする大きな力となるでしょう。

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