企業法務界のエキスパート知的な弁護士の実力に迫る

企業法務の現場から見える実力派弁護士の世界

少数株ドットコム株式会社が主催する「会社支配権」分野の専門家を紹介する連続企画、その第2回が戸田裕典弁護士を取り上げます。驚くべきは、ここで語られる内容が単なる理論に留まらず、実際の業務に基づいた生きた経験値であるという点です。

1. 開催の背景と意義

企業法務、特に「会社支配権」を巡る問題は、企業の価値や運営に直結する極めて重要な分野です。これらの案件は非常に難解であり、高度な法理の理解を要しますが、それだけでは不十分です。企業の内部に潜む力関係や、株主の意向、経営陣の戦略など、様々な要素を把握する必要があるのです。これが、当社がこのシリーズを開催する理由です。

2. 戸田弁護士のプロフィール

戸田裕典弁護士は、慶應義塾大学法学部卒業後、同大学院を修了し、2010年に弁護士登録。大手法律事務所でのキャリアを経て、東日本大震災後には中小企業の再生に貢献する傍ら、企業法務の多様な分野に関与してきました。特に、会社支配権争いにおいては重要な役割を果たしています。彼の実務的なアプローチは、受任する案件において、争点を的確に設定し、的確な主張構成で勝ち抜く論理性があります。

3. 戸田弁護士の主な関与案件

戸田弁護士の手掛けた重要な案件には、株式会社シンワワイズコーポレーションやプラコーなどがあります。特に、株主側の代理人としての活動が目立ち、企業内部の争いを法律的な視点から解決しています。これにより、単に理論を述べるのではなく、リアルタイムで株主の権利を守るための具体的な対応を行っています。

4. セッションの内容

この語る会では、戸田弁護士の判断の背景や、会社支配権紛争における「勝ち筋」の構造、ガバナンス実務に求められる弁護士の役割についてお話しされます。特に、最大の焦点は「どの局面で判断が分かれるのか」という点です。実績と経験に基づいたお話を聞ける機会は稀有であり、参加者にとっては貴重な学びとなるでしょう。