ユーグレナ食品の風味に個人差が生まれる理由とは
株式会社ジーンクエストとユーグレナが共同で行った研究が、最近開催された「第80回 日本栄養・食糧学会大会」において発表されました。今回の研究では、ユーグレナを含む食品に対しての味や香りの感じ方における個人差が、遺伝子多型に起因することが明らかにされました。
研究の背景と目的
ユーグレナとは、水中で生育する微細藻類の一種で、健康食品として注目されています。しかしながら、同じユーグレナ含有食品であっても、味や香りの感じ方は人によって異なります。その理由を科学的な裏付けで探求することが本研究の主な目的でした。
調査の方法
研究には、ジーンクエストやユーグレナの遺伝子検査サービスへの同意をいただいた約1,000名の協力がありました。彼らには「からだにユーグレナ グリーンパウダー 乳酸菌」の摂取をお願いし、味覚や嗅覚に関連する普段の食習慣や、実際に体験した風味についてアンケートを実施しました。その結果を基に、遺伝子情報と組み合わせたデータ解析が行われました。
主な調査結果
データ解析の結果、ユーグレナ食品の風味知覚は6つの異なるタイプに分類され、それぞれが異なる感じ方を持つことが判明しました。また、風味の85%が香りによって構成されることから、嗅覚に関する遺伝子の影響が特に大きいことが明らかになりました。さらに、嗅覚受容体遺伝子に関連する特定の遺伝子が、風味の感じ方に影響していることも示唆されました。
さらなる可能性と応用
本研究から得られた知見は、単にユーグレナに限らず、広範囲な食品素材の研究に応用できる可能性があります。遺伝的要因を考慮した食品の嗜好性評価は、消費者のニーズに応じた商品設計やマーケティング戦略に活用でき、さらには健康食品の開発にも寄与することでしょう。今後は、この調査結果をもとにさらなる解析を進める計画です。
企業情報
本研究に関わった株式会社ジーンクエストは、東京都港区に本社を置き、2013年に設立された企業です。個人向けの遺伝子解析事業を展開しており、様々な研究活動にも取り組んでいます。詳しい情報は彼らの公式サイトをご覧ください。
ジーンクエスト
このように、遺伝子と個人の感じ方の関係を探ることは、健康や嗜好性に関する新たな視点を提供してくれるものであり、未来の食品開発において重要な役割を果たすことでしょう。