株式会社PioneerworkがFreeride World Tour事業を開始し地域価値を向上させる

株式会社Pioneerworkは、国内のFreeride World Tour（FWT）事業を継承し、新たな展開に踏み出しました。代表の後藤陽一氏は、日本の山岳観光資源の魅力を世界に発信し、同時に現地スキー場の安全管理を向上させることを目指しています。Pioneerworkは2014年からFWTに関わり、大会の運営に取り組んできましたが、今後は包括的な地域ソリューションを提供することが必要だと考え、この事業を本格化させることを決定しました。

日本は四季が豊かな自然環境を持ち、各地で発展してきたアウトドアスポーツの文化があります。この文化は、今後アジアが経済の中心となる中で、日本を象徴するソフトパワーとしての役割を果たす可能性があります。高齢化やグローバル化、デジタル化、そして気候変動やコロナ禍といった課題が同時に進行している現代。それにより、観光業が中心となる地域ではマーケティングや商品づくりの大きな変革が求められています。

株式会社Pioneerworkの「パイオニアワーク」という名前は、戦後の日本の登山家が用いていた「創造的な登山」を意味する言葉に由来しています。この言葉は新しい登山のスタイルや、今までにない方法で山を登ることを指します。スポーツを通じて、まだ知られていない地域の魅力を世界へ伝えるという挑戦は非常に難易度が高いものですが、後藤氏は地域の専門家やアスリートと協力し、これらの資源を未来へと繋いでいくことを目指しています。

株式会社Pioneerworkは2019年に設立され、事業内容にはスポーツマーケティングエージェンシー、スポーツツーリズム、アウトドアスポーツのコンテンツ企画、インフルエンサーマーケティングなどが含まれています。特に、日本国内のFreeride World Tourに関するライツマーケティングや国際大会の運営にも重点を置いています。

代表の後藤陽一氏は京都大学で学び、スポーツマーケティングをスイスで学んだ背景を持ちます。電通に入社後は、多くの企業や自治体に対してアドバイザリーやコンサルティングを行い、FWTの日本誘致を成功させた実績があります。

株式会社Pioneerworkは、日本の自然の魅力をより多くの人々に伝えることで、地域の価値向上に貢献していくことを目指し、今後の活動に注目が集まります。