新たな結婚式のスタイルとジェンダーバイアスの意識
最近、株式会社トキハナが行った調査によると、結婚式を挙げた20代女性の56.9%が自分の結婚式で性別に関する偏見、いわゆるジェンダーバイアスを避けることを意識しているという結果が得られました。この数値は、現代の価値観が結婚式のスタイルにどのように影響を与えているのかを示す重要な指標と言えるでしょう。
調査の背景と目的
この調査は2025年の国際女性デーに合わせ、より多くの人々に結婚式におけるジェンダー観の変化を知ってもらうために実施されました。特に、令和の時代に入り、伝統的な結婚式の役割分担が見直されつつある中での調査です。今回の結果からは、結婚式に対する意識がどのように変化しているのかが明らかにされました。
ジェンダーバイアスに対する意識の変化
調査の結果によれば、結婚式を挙げた女性の59.7%が自身の結婚式で性別に関する役割の偏りを感じたことがあると回答。また、特に20代ではその割合が66.1%に達し、若い世代ほどジェンダーバイアスを強く意識していることが分かりました。この背景には、SNSなどで多様な価値観に触れる機会が増えていることがあると思われます。
一方、地域によって意識に差が見えることも特徴的です。九州地域では「偏りを感じなかった」と回答した人が過半数を占めるのに対し、関東や関西では「偏りを感じた」が過半数を超える結果となりました。これは都市部と地方での価値観の違いを物語っています。
結婚式における具体的なジェンダーバイアスの要素
- - ブーケトス:未婚女性のみを対象にすることが一般的(56.3%)
- - バージンロード:新婦が父親と歩くことが多い(37.1%)
- - 新婦の手紙:新郎が読むケースが少ない(31.5%)
- - 新郎のスピーチ:新婦には求められない場合が多い(30.5%)
これらの結果から、従来の役割分担が根強く残っていることがうかがえる一方で、まさにこの偏りに違和感を感じているカップルが増えてきていることも分かります。彼らはより自由な選択を求め、式のスタイルを見直す方向に進んでいます。
変革を目指す結婚式の選択肢
トキハナが進める「パーソナライズ婚」では、カップル自身が自由に結婚式のスタイルを選択できるようさまざまなサポートを提供しています。調査によると、結婚式を挙げた女性の45.1%が、自分の結婚式において性別に関する偏見を避けようと意識したと報告しています。
地域別に見ると、特に関東では意識的にジェンダーバイアスを避ける取り組みが進んでおり、カップルたちが自らの価値観に合った結婚式を実現しつつあります。
具体的な変更点
カップルたちが実施した変更点として、以下が挙げられます:
- - ブーケトスの対象を選択する(53.0%)
- - バージンロードの歩き方を見直す(40.9%)
- - ファーストバイトをしない、または別の形を選択(32.2%)
- - 新郎のスピーチが求められることが多くなった(24.2%)
これらの結果からも、伝統的な慣習にこだわらず、カップルの意識が確実に変化していることが分かります。
新たな結婚式の在り方
これからの結婚式には、固定観念に捉われず、カップルの価値観に沿った自由な選択が求められていくことでしょう。トキハナはそのサポートを強化し、カスタマイズ可能な結婚式のプランを提供しています。未来の結婚式は、すべてのカップルが自由に選べる喜びに満ちたものになるはずです。引き続き、ジェンダーフリーで自分たちらしい結婚式を実現できる社会を目指して取り組んでいきます。
調査概要
- - 調査期間:2025年2月17日〜2月21日
- - 調査方法:インターネットリサーチ
- - 調査対象:20代〜30代女性
- - 有効回答者数:330名
会社概要
- - 名称:株式会社トキハナ
- - 代表者:安藤正樹
- - 所在地:東京都港区新橋1-18-21第一日比谷ビル 5階
- - 設立:2016年5月
- - 公式ウェブサイト:トキハナ