日本のモバイルゲーム
2020-02-12 11:31:31
5G時代のモバイルゲームエクスペリエンス、日本は世界で第3位にランクイン
Opensignalの調査結果発表
モバイルゲームのエクスペリエンスがどのようなものか、5G技術がどのように影響しているのか、本日発表されたOpensignalの調査結果を見ていきます。今回の報告書は、全世界から収集された数十億の測定値を基に、現代のワイヤレスネットワーク環境でのモバイルゲームの実態を明らかにしました。
日本のランクイン
日本のモバイルゲームエクスペリエンスは、シンガポール、オランダに続いて世界第3位という素晴らしい結果を収めました。具体的には、シンガポールが85.5点、オランダが85.4点、日本が85.3点であり、これらのデータはリアルタイムのマルチプレイヤーゲームをプレイする際のエクスペリエンスを示しています。ゲームタイトルには、FortniteやPro Evolution Soccer、Arena of Valorなどが含まれ、幅広い人気タイトルが対象となっています。
モバイルゲームエクスペリエンスの多様性
全体の調査では、100か国中28か国が「素晴らしい」または「良い」エクスペリエンスを提供しているとされています。その中でも興味深いのは、モバイルゲームのエクスペリエンスに関しては、アメリカや韓国など、eスポーツで収益の高い国が必ずしも上位にランクインしていないことです。アメリカは35位、韓国は14位となっており、収益とは裏腹にモバイルゲームエクスペリエンスが劣っている状況が浮き彫りになっています。
アジア地域の結果
調査結果によると、アジア諸国のプレイヤーは他の地域と比較して多様な体験を得ているようですが、その評価は一様ではありません。アジアでは約31%が「良くない」、27%が「普通」、15%が「良い」、そしてわずか8%が「素晴らしい」と評価されています。中でも、インドネシアは63.6点で「良くない」と評価され、対照的に香港やマレーシアなどでは「普通」となっています。
ゲームジャンルごとの影響
調査では、異なるジャンルのモバイルゲームがそれぞれのネットワーク状況に与える影響も定量化されています。たとえば、バトルロワイヤルゲームに関してはオランダが1位、シンガポールが2位、韓国が10位と、各国によって顕著な違いが見られます。FortniteやPUBGなどの人気ゲームが含まれるこのジャンルは、強いネットワーク条件に対応できることが示されています。
Opensignalについて
Opensignalは、モバイルネットワークのユーザーエクスペリエンスを測定することに特化した企業であり、同社の調査は実際のユーザーから得られたデータに基づいています。彼らの報告書は、ネットワーク環境における消費者の実体験を明らかにする重要な資料となっており、モバイルゲームエクスペリエンスの具体的な数値を提供しています。
こうした調査結果は、より良いゲーム体験を追求するための貴重なインサイトとなるでしょう。今後も5G時代におけるモバイルゲームの発展に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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Opensignal
- 住所
- London UK3 Angel Square
- 電話番号
-
440-7528-7135