省エネルギー促進とカーボンニュートラル達成に向けた新たな取り組み

省エネルギー促進とカーボンニュートラル達成に向けた取り組み

令和6年度の補正予算において、JA三井リース株式会社は高野冷凍株式会社が実施する省エネルギー対策を支援することとなりました。これは、エネルギー管理支援サービス企業・アズビルを通じたもので、工場のエネルギー効率化を図ることが目的です。

背景

地球環境問題が深刻化する中、国を挙げての省エネルギー対策が求められる時代が到来しています。経済産業省は2030年までのエネルギーミックスの達成や、2050年にはカーボンニュートラルを実現するための施策を進めています。しかし、実際の現場では省エネルギーの課題が残り、特に製造業においてはエネルギー消費やコスト、CO₂排出量の増加が大きな問題となっています。

高野冷凍が製造する冷凍魚肉すり身やホールミールの生産現場でも、このエネルギー使用が問題視されていました。そこでJA三井リースは高野冷凍と協力し、新たな省エネルギー技術を導入することに決定しました。

具体的な取り組み内容

このたび採択された事業は、カーボンニュートラルに向けた「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略（GX推進戦略）」の一環です。具体的には、エネルギーマネジメントシステム（EMS）を活用し、工場全体のエネルギー使用を最適化していくことが中心となります。

高野冷凍の北海道後志ホールミール工場では、ボイラーの先端設備への更新や乾燥機の同時更新、そしてEMSの導入が行われます。この一連の取り組みにより、エネルギーの高効率化、運用の改善を実現し、製造工程全体のエネルギー効率を最大化することを目指します。