ポラスグループの株式会社中央住宅が、国際的に評価されている「iF DESIGN AWARD 2025」において、3つの作品で受賞したことが発表されました。この成果は、ポラスグループにとって大きな意味を持ち、3年連続での受賞となります。ポラスグループの受賞歴は、彼らのデザインへの取り組みが国際的に認められている証とも言えるでしょう。
iF DESIGN AWARDとは
「iF DESIGN AWARD」は、1953年にドイツのハノーファーで創設された国際的なデザインアワードで、その歴史は非常に長いものです。毎年、多くの国々から数千点以上の作品が応募され、その中から選ばれた優れたデザインにはiFロゴが与えられます。これは、世界中で認知されている優れたデザインの印象を強化するものです。また、この賞はIDEA賞やレッド・ドット・デザイン賞とともに、世界の3大デザイン賞として位置付けられています。
2025年の応募受付には、66カ国から約11,000点もの作品が寄せられました。ポラスグループが昨年同様に評価されたことは、彼らのデザイン哲学および創造的な実践が、国際的な舞台で引き続き評価されていることを意味します。
受賞作品の詳しい紹介
1. REASON船橋・三咲 ブライトシーン
ポラスグループの設計部門である戸建分譲設計本部から生まれたこのプロジェクトは、デザイナー・大井川隆氏の手によるものです。同計画では、隣接する住宅の境界に通り庭を設置することにより、グリーンスポットを創出しています。建物のファサードのみで構成される単調な景観から、一歩踏み出し、自然を取り入れた心地よい街並みを実現しました。このプロジェクトは、日光の恩恵を享受し、優れた環境意識を持つ生活空間を提供します。
2. 子どもの自主性を育てるマンション
次に紹介するのは、株式会社中央住宅のマインドスクェア事業部からの提案です。デザイナー・西牟田奈津子氏が手掛け、子どもが自立心を育む環境を意識して設計されており、「できる」を増やす工夫が随所に施されています。この住宅は、子どもたちが親に頼らず自己肯定感を高められるような仕組みを取り入れ、安心して自らの可能性を広げることのできる空間を提供しています。
3. 変身ラウンジ
最後に紹介するのが「変身ラウンジ」。これも西牟田氏がデザインしたもので、共用スペースとして機能するフレキシブルな空間です。ラウンジとキッズコーナーが一体化したこの空間は、利用者のライフスタイルやニーズに応じて柔軟に変化させることができ、多様な居住者同士のコミュニティを醸成する役割も果たします。
ポラスグループの3作品は、それぞれが独自の視点からデザインを進化させ、現代の住宅に求められる要素をしっかりと取り入れています。これからも、ポラスグループのデザインがどのように進化していくのか、その動向に注目したいと思います。