自宅でお菓子作りをする若者たち。バレンタインがきっかけで手作りが定着？

全国の若者が手作りお菓子に注目

株式会社エクスクリエの最新の調査結果によれば、最近の10代の多くが自宅でのお菓子作りを楽しんでいることが明らかになりました。特に、バレンタインやホワイトデーといったイベントがそのきっかけとなっており、全体の約60%が手作りの経験を持つと回答しています。

調査の概要

この調査は、2024年8月6日から7日までの間に、全国の15歳から69歳の男女を対象に実施されました。回答者は合計で1,800人にのぼり、その中でお菓子作りの経験を持つ人の割合は全体の約40%に達しました。特に印象的なのは、女性では53.1%と、多くの女性が経験を持っているという点です。

バレンタインとホワイトデーの影響

興味深いことに、15歳から19歳の調査対象者の中では、およそ4割が「バレンタイン」や「ホワイトデー」にお菓子を作ると回答しています。この原因として考えられるのは、2000年代から広がった「友チョコ」文化で、友人たちに手作りのお菓子を渡すことが浸透しているからです。このトレンドが、手作りのお菓子を作る若者たちの背中を押していると言えるでしょう。

お菓子作り頻度

調査によると、自宅のお菓子作りの頻度について質問したところ、「月に1回以上」と答えた人は16.9%、さらに「1週間に1回以上」との回答はわずか9.2%でした。全体で見れば、40.9%が何らかのお菓子を作ったことがあることが示されましたが、年齢が上がるに連れてお菓子作りの頻度は減少する傾向が見られます。