クマ財団の奨学金制度が10期生を募集開始
公益財団法人クマ財団は、若手クリエイターを支援する形で、令和5年に「クリエイター奨学金」の第10期生の募集を発表しました。この奨学金制度は、若い才能を発見し、サポートすることを目的としており、2016年から続いています。
この奨学金は、返済が不要で年間120万円の給付型として運営されており、クリエイターが自身の創作に専念できる環境を整えることを重視しています。すでに433名の若手クリエイターを支援してきた実績があり、包括的な支援を行うことで、未来のアーティストたちの創作活動をさらに促進しています。
募集要項の概要
新たに奨学金を希望する方々は、2025年12月1日から2026年3月4日までの間に応募申し込みが可能です。応募資格としては、2026年4月に大学や大学院、高専に在籍する25歳以下の学生で、新しい価値創造に挑戦しているクリエイターが対象です。また、日本国籍を有するか、留学等の許可を得た在留資格を持つ者も対象になります。これにより、文化や伝統から新たな価値を生み出すことを目指す多様なバックグラウンドのクリエイターが集まることが期待されます。
支援内容
1.
年間120万円の奨学金
この奨学金は、返済義務がなく、また使用用途においても自由度が高くなっています。画材や展示会の開催、さらには家賃や生活費にも使えます。クリエイターはこの支援を利用して、自身の創作活動に集中できる環境を得ることができます。
2.
多様なジャンルに向けた支援
美術や音楽、テクノロジー、建築など、29に及ぶ分野でクリエイターを応援しています。新たなアイディアが交わる場を作ることで、異なるジャンル間のコラボレーションが生まれることも期待されています。
3.
クリエイター同士のネットワーキング
奨学金生同士のつながりも重視しており、合宿や交流イベント、成果発表展などを通して、クリエイター同士のネットワークを築く支援も行っています。単なる奨学金の支給にとどまらず、学び合い成長し合う場を提供しています。
応募方法について
エントリーには、奨学金の詳細について記載されたウェブサイトから必要事項を確認し、専用ページを通じて申し込む必要があります。応募後には、願書や作品資料の提出も求められます。これにより、応募者のプロファイルや作品へのこだわりが厳正に評価されることになります。
クマ財団の理念
クマ財団は、「才能をもった人に、良いものを作ってもらいたい」という願いを持ち、常に若手クリエイターの活躍を後押ししています。文化に新たな風を吹き込む彼らの活動が、未来のアートシーンを革新することを期待しています。創造性を育み、社会に新たな価値を生むクリエイターたちが次々と育つ場所、それがクマ財団です。
お問い合わせ先
詳細や応募に関する質問は、公式ウェブサイトまたはメールでお尋ねください。
Webサイト:
クマ財団
住所: 東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi 203
メール:
[email protected]