AIで効率化する訴訟支援
2026-04-08 11:18:12

AIを活用した訴訟書類作成システム「Court」が業務効率化を実現

AIを活用した訴訟書類作成システム「Court」が業務効率化を実現



株式会社Ippu Senkinは、株式会社ビューカードの債権管理部門向けに、生成AIを使用した訴訟書類作成支援システム「Court」の導入を発表しました。このシステムは、訴訟対応業務を支援するもので、特に準備書面や証拠説明書といった法的文書の自動生成が可能です。ビューカードにおける生成AI活用の一環として、約1年間の開発を経て実用化に至りました。

背景と課題



クレジットカード会社が抱える債権回収業務は複雑で、係争訴訟案件では被告の主張に対抗するための文書が必要です。このような業務は法令や会員規約に基づいて正確に行う必要があり、専門的な知識や経験が求められます。そのため、担当者が一通りの業務を習得するまでに時間がかかるのが常です。さらに、こうしたノウハウが熟練の担当者に集中するため、組織内での知識の継承が課題となっています。

「Court」の機能



「Court」は、訴訟書類作成を大幅に効率化するシステムです。担当者が案件情報を入力すると、生成AIが被告の主張を分析し、関連する論点を提示します。これにより、担当者は迅速に書類のドラフトを作成でき、レビューや編集を経て最終的な文書が完成ります。これまでの検証では、係争案件の約80〜90%において高精度な書類生成が可能であることが確認されています。

主な特長



  • - 高セキュリティなオンプレミス環境: 訴訟関連の機密情報を安全に保つため、システムは全てオンプレミス環境に構築されています。

  • - 過去案件との高度な整合性: 生成AIは過去の訴訟事項や会員規約を参照し、特定の論点において効果的な文言を生成します。

  • - 業務ノウハウの形式知化: 熟練の担当者が持つ経験やノウハウをシステムに反映させ、依存しない安定した文書作成を実現します。

企業のコメント



ビューカードの法対応グループの竹内猛氏は、「このシステムによって訴訟対応業務の知識や経験を確実に後輩に継承していきたい」とコメントしています。また、「Court」に搭載された200種類以上の過去書類が、訴訟論点ごとの有効な文言を生成する強力な材料となっています。

一方、Ippu Senkinの鈴木秀弥CEOは、「法務文書作成において生成AIはその力を最大限に発揮できる」とし、プロジェクトの重要性を強調しました。ビューカードとの連携を通じて、業務課題を解決していく姿勢を示しました。

企業情報



株式会社ビューカード


JR東日本グループの一員としてクレジットカード事業を展開するビューカードは、キャッシュレス決済の推進に取り組んでおり、お客様の生活を豊かにするためのサービスを提供しています。

株式会社Ippu Senkin


Ippu Senkinは、AI技術を用いて企業の業務効率向上や利益拡大を支援するコンサルティング事業を展開しています。特に生成AIを利用した業務プロセスの支援や人材育成に力を入れています。

「Court」の導入によって、ビューカードとIppu Senkinは、今後の業界の変革を促進し、より効率的で効果的な訴訟業務を実現していくことを目指します。


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会社情報

会社名
株式会社Ippu Senkin
住所
東京都中央区銀座8丁目14-9デュープレックス銀座タワー8/14 701
電話番号

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