茨城県牛久市に新たな壁紙工場を開設し生産能力が向上

茨城県牛久市に壁紙工場が新設される

茨城県牛久市に、壁紙を主要製品とする新しい工場が設置されることとなりました。この新しい工場は、既存の静岡工場に続くもので、顧客の多様なニーズに対応するための重要な一歩です。

当社の多岐にわたる事業

当社はゴムとプラスチックの総合メーカーとして、産業用製品事業と生活用品事業を展開しています。産業用製品にはフィルム、壁紙、自動車内装材をはじめ、食品衛生用品や柔軟なコンテナといった多様な製品が含まれます。一方、生活用品事業では、コンドームやカイロ、除湿剤など、さまざまな日常生活を支える商品の製造を手掛けています。特に壁紙は、住宅の内装に欠かせない重要な商材であり、需要の高まる中で新たな生産体制が求められていました。

新工場の設立背景

過去の住宅着工戸数は順調に推移しており、特に平成28年には967,237戸という数字が報告されています。今後は2020年の東京オリンピックに向けての建築物件の増加や、リフォーム・リノベーションの需要が見込まれることから、市場での壁紙の必要性が増大しています。これに応じて、当社は新たに茨城県牛久市に製造設備を導入し、生産能力の拡充を図ります。

新工場の詳細情報

新工場の名称は「つくば工場」で、投資総額は40億円となります。立地は茨城県牛久市桂町にあり、広大な敷地面積43,055.18㎡を活用して建設が進められます。稼働は2018年3月を予定しており、生産品目は壁紙となります。この新しい施設によって、静岡工場との連携も強化され、より効率的な生産体制が実現します。

経営戦略と将来展望

当社は今回の工場新設に合わせ、国内外の工場での中長期的な成長を目指しています。今後3年間で総額120億円を超える設備投資を計画しており、品質や供給体制の強化を進めることで、お客様のさらなるニーズに応えていく所存です。この取り組みを通じて、より競争力のある製品を市場に提供し、顧客満足度の向上を図ってまいります。

壁紙市場は今後成長が期待される分野であり、当社の新工場はその中心的な役割を果たします。壁紙の製造拠点の強化により、顧客の多様な要求に迅速に応えられる体制を整備し、業界内でも優位性を保ちながらさらなる発展を遂げていく予定です。