未来のデジタル空間「Meta Osaka World」
大阪市に拠点を構える株式会社Meta Osakaが、急成長を見せる3D空間プラットフォーム「Roblox」に新たな拠点「Meta Osaka World」を開設しました。このプロジェクトは、デジタル空間とeスポーツを駆使し、地域課題の解決を目指しています。
「Meta Osaka World」は、特に若年層からの支持を集めるRoblox上で展開されています。Robloxは月間アクティブユーザー数が3億8000万人を超え、現在国内でも利用者が前年比で56%も増加していることから、その潜在力は注目されています。この新拠点は、地域活性化、教育、ビジネスにおける新たなデジタル文化の発信を目的としています。
開発の背景
2024年9月6日、米カリフォルニアで行われた「RDC 2024」において、RobloxのCEOデビッド・バズーキ氏が「Robloxのデイリー・アクティブ・ユーザーは7950万人に達し、特にアジア地域では30%の成長を見せている」と報告しました。この中、日本国内でも56%の成長が確認されており、特にZ世代やα世代のデジタルネイティブなライフスタイルが影響していると考えられます。
このような時代背景を受けて、Meta Osakaは以下の三つの社会課題に取り組みます。
1.
新たな教育体験の提供: 職業体験や防災教育をメタバース空間で実現し、子供たちが楽しみながら学べる場を作る。
2.
Z世代へのアプローチ: 従来の広告手法では難しかった若年層への接点を創出し、双方向のコミュニケーションを促進する。
3.
地域の魅力の発信と経済活性化: 大阪城をモチーフにしたデジタル空間を起点に、地域企業や文化施設と連携を強化する。
「Meta Osaka World」の内容
「Meta Osaka World」は、大阪城をモチーフにしたドーム型のエントランスを設置し、そこから多様なコンテンツへのアクセスポイントを設けています。エントランス内には、実在の「メタバースサロン」「SPATIAL STUDIO OSAKA」「CICERO」などの施設を再現し、リアルとバーチャルの両方で体験できる環境が整っています。
子ども向けの体験型コンテンツ
この空間は、移動式サーカスや縁日をテーマにした体験型コンテンツを展開しています。消防士体験や各種ミニゲームを通じて、遊びながら学ぶことができ、特にリアルでは難しい消防訓練などもメタバース上で行える点が魅力です。
ビジネス展開と企業の巻き込み
エントランス外周部には、パートナー企業専用のワープゲートを設置し、各社独自のワールドへアクセス可能です。これにより、企業のブランディングやプロモーション、商品販売など多様なビジネス展開が実現します。
今後も「Meta Osaka World」は継続的なアップデートを行い、新しいコンテンツやスポンサー企業の参加に応じて拡張を図ります。これにより、地域活性化とともに、参加者に新たな価値を提供していく方針です。
イベント情報
「Meta Osaka World」の体験は、2025年1月9日から11日にかけて東京ビッグサイトで開催される「TOKYO DIGICONX」において、来場者が実際に参加できるデモ展示が行われます。この貴重な機会にぜひご参加ください。
- - イベント名: TOKYO DIGICONX(第2回TOKYO XR・メタバース&コンテンツ ビジネスワールド)
- - 日時: 2025年1月9日(木)〜1月11日(土)10:00〜18:00
- - 会場: 東京ビッグサイト 南3・4ホール
- - 入場: 無料(事前登録必要)
- - 公式サイト: ここをクリック
「Meta Osaka World」とともに、新たなデジタル体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。