Miroとフォーティエンスが新ソリューション「SCM意思決定キャンバス」を発表
カリフォルニアに本社を置くMiroと東京本社のフォーティエンスコンサルティングが協力し、新たなソリューション「SCM意思決定キャンバス」を2026年7月から提供開始します。この新しいソリューションは、S&OP(Sales and Operations Planning)会議や需給調整会議において情報整理や部門間の対話をサポートします。成功するためには、会議の質とスピードを同時に向上させることが非常に重要です。
新ソリューションの概要
「SCM意思決定キャンバス」は、SCMの意思決定の場を「会議前の論点準備」「会議中の対話と判断」「会議後の決定事項・判断根拠の整理」という三つのフェーズに分けて設計されています。AI技術を活用してデータの分析や情報の整理を行い、人間は本質的な議論に集中できる環境が整います。
会議前の論点準備
このフェーズでは、販売や生産、調達などから得られたデータをもとに、AIが必要な論点やリスクを事前に抽出します。これにより、参加者は会議前に議題や前提情報を共有することができ、議論の出発点を整えることが可能になります。重要な点は、会議が単なる報告の場ではなく、意義ある対話の機会へと変わることです。また、暗黙の前提を可視化することで、参加者間の認識のずれに気づくことも助けます。
会議中の対話と判断
会議中には、参加者全員が同じキャンバス上で意見を入力でき、意見の相違がその場で可視化されます。MiroのAI機能は、議論の文脈を解析し、結論を出すための選択肢の比較をリアルタイムでサポートします。そのため、本質的な問題に迅速に対処でき、意思決定が加速されます。
会議後の決定事項・判断根拠の整理
会議後には、AIが議論の内容を要約し、決定事項やその根拠を整理します。このプロセスは担当者によって確認・承認されるため、組織知としての質が担保され、次の意思決定に役立てることができます。
企業が直面する課題
最近の企業環境は、需要の変動や地政学リスクによって複雑性が増しています。このような状況では、すべての情報が揃うのを待つのではなく、迅速な意思決定が求められます。しかし多くの企業では、会議での情報共有に時間が取られ、判断の前提が十分に検討されないまま決定がなされることが多いのが現状です。Miroとフォーティエンスはこうした問題を解決するために協業を開始し、AIによる意思決定支援の新時代を切り開くことを目指しています。
Miroとフォーティエンスの役割
Miroは、AIイノベーションワークスペースとして、世界中で25万社以上に利用されており、チームの連携を促進する環境を提供しています。一方で、フォーティエンスコンサルティングは、次世代型グローバルSCMの構築に関する深い専門知識を持ち、企業のサプライチェーン変革を支援しています。両社の協力により、意思決定の質を向上させる革新的なソリューション「SCM意思決定キャンバス」が誕生しました。
今後は、この新しいソリューションをもとに、企業のSCM業務の創造的な発展と、柔軟な意思決定の実現が期待されます。
結論
「SCM意思決定キャンバス」は、AIと人の協働を通じて意思決定を加速し、質を向上させるための新しい戦略的アプローチを提供します。このシステムによって、企業はますます複雑化する市場環境にしっかりと対応し、競争力を高めることができるでしょう。