Cultural Diversity Index 2024
2024-10-30 13:12:36

Cultural Diversity Index 2024認証、15社が職場環境を評価され好事例も登場

Cultural Diversity Index 2024認証の概要



日本における職場環境の文化的多様性の取り組みを評価する新たな指標である「Cultural Diversity Index」が、2024年の初回認証を迎えました。この認証は、日本社会全体で多様な難民や移住者を受け入れようとする努力の一環であり、一般社団法人Welcome Japan内に設置された「就労分科会 包摂指標委員会」により策定されたものです。2024年10月21日(月)には、記念すべき認証書授与式が行われました。

認証の詳細



今回のCDI認証では、39の評価項目に基づいて15社の職場環境が審査されました。認証は5つのランク(プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、グリーン)に分かれており、各社が採点に応じて評価されました。結果として、認証を受けたのは以下の通りです:

  • - プラチナ: 0社
  • - ゴールド: 7社
  • - シルバー: 2社
  • - ブロンズ: 1社
  • - グリーン: 5社

このように、参画企業は文化的多様性の包摂に向けて様々な取り組みを行っています。

Good Practiceの紹介



特に注目すべきことは、今回の認証において5つの取り組みが「Good Practice(好事例)」として認定されたことです。これにより、他の組織にも模範となる実践例が示されました。以下に、認定された取り組みを簡単に紹介します。

1. 株式会社東芝


  • - 部門: 行動指針
  • - 取り組み: 「東芝グループDEIB方針」の策定
  • - 理由: 明確な方針を設け、社内外に積極的に発信しているため、他社のお手本となる。

2. パーソルキャリア株式会社


  • - 部門: 経営幹部メッセージ
  • - 取り組み: サステナビリティに関するトップコミットメントの公表
  • - 理由: 経営トップが文化的多様性について具体的に言及し、強いコミットメントを示したから。

3. 株式会社さくらコーポレーション


  • - 部門: 育成
  • - 取り組み: 多言語対応の社内資料の作成
  • - 理由: 外国籍社員を迎える前から準備が行われたため、模範として評価された。

4. パーソルクロステクノロジー株式会社


  • - 部門: 育成
  • - 取り組み: 外国籍社員向けの「日本での生活、仕事お役立ち情報」の提供
  • - 理由: 実用的で具体的なサポートが提供されており、他社の参考になる。

5. 株式会社さくらコーポレーション


  • - 部門: 差別禁止
  • - 取り組み: 人権教育研修の実施
  • - 理由: 外国人材を受け入れるための意識づけが高いことが評価された。

Cultural Diversity Indexの意義



「Cultural Diversity Index」は、言語や文化的背景に関わらず、すべての人々が活躍できる職場環境の確保を目指しています。この指標を通じて、難民や移住背景を持つ人々が安定して働ける環境の実現を図っています。そのためには、企業や組織の積極的な取り組みが不可欠です。

この取り組みが続くことで、文化的多様性が推進され、日本社会がより豊かになることが期待されます。今後も多くの企業がこの認証に参加し、良好な職場環境の実現に寄与してほしいと願っています。

Welcome Japanの役割



「Welcome Japan」は、難民包摂による多様化を目指して設立された中間支援組織です。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と連携し、多様な社会変容の促進を図っています。これらの活動を通じて、難民や移住者が安心して生活し、働ける日本社会の創造に貢献しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人 Welcome Japan
住所
東京都港区浜松町二丁目2番15号
電話番号

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