毛髪発毛メカニズム
2013-06-17 09:00:05
株式会社サラヴィオ化粧品、毛髪発毛メカニズムを解明する新理論を発表
サラヴィオ化粧品が提案する新たな発毛理論
株式会社サラヴィオ化粧品が、九州工業大学と共同で進めた研究の結果、毛乳頭細胞における新たな発毛メカニズムを解明し、「マイクロセンサー理論」という新理論を提唱しました。この理論は、発毛の司令塔である毛乳頭細胞とその一次繊毛(せんもう)の機能に焦点を当てています。
研究背景
毛乳頭細胞は毛髪の発毛において重要な役割を果たす細胞であり、そのシグナル伝達機能が毛髪のサイクルに影響を与えています。これまでも毛髪研究の中心として位置づけられてきましたが、今回の研究により、一次繊毛が毛母細胞および線維芽細胞の増殖を制御する役割が新たに明らかになりました。サラヴィオ中央研究所では、この機能を深く理解するために数々の実験を行い、再生医療や美容業界に革新をもたらす成果を上げています。
研究成果の詳細
1. 一次繊毛の高分解能観察
細胞培養で観察した初期段階の毛乳頭細胞において、一次繊毛が確実に存在することを確認しました。蛍光顕微鏡や電子顕微鏡を用いてその姿を捉え、繊毛の長さや特性を詳細に解析しました。
2. 繊毛長の制御システム
リチウムイオンを加えることで繊毛の長さが3倍に伸びることが確認され、逆に繊毛の形成を妨げる遺子発現を抑制することで繊毛を消失させることにも成功しました。この発見は、毛乳頭細胞のシグナル伝達メカニズム理解を進める重要な手がかりとなりました。
3. 新たな細胞増殖メカニズムの解明
研究の過程で、繊毛がケラチノサイトや線維芽細胞の細胞分裂を促進することが判明しました。一次繊毛から放出されるシグナルが毛母細胞の増殖を活性化させることが分かり、さらに、このメカニズムの中でFGF2が重要な役割を担っていることも発見されました。
4. 加水分解酵母エキスの影響
サラヴィオ化粧品が独自に開発した加水分解酵母エキスは、機能的に毛乳頭細胞の繊毛を伸長させる因子として注目され、さらには細胞内のミトコンドリアを活性化することも確認されました。この成分は、毛髪再生に必要なエネルギー産生にも寄与しており、製品開発における可能性が広がっています。
今後の展望
今後、サラヴィオ化粧品はこのマイクロセンサー理論を基に、さらなる研究を進めていく予定です。一次繊毛機能の解明は、発毛をはじめとする多くの疾患の理解にもつながります。将来的には、美容や健康に関する新しい商品開発を行い、より多くの人々にこの知見を提供していくことを目指しています。
会社情報
株式会社サラヴィオ化粧品は、大分県別府市に拠点を置き、ヘアケアやスキンケア製品の研究・開発を行っています。設立以来、科学的なアプローチを重視し、革新的な製品を市場に送り出してきました。今後も、毛髪に関する最先端の研究を進め、より効果的な製品を提供することで、消費者のニーズに応えていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社サラヴィオ化粧品
- 住所
- 大分県別府市大字鶴見1356-6
- 電話番号
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