株式会社JVCケンウッドは、自社製の通信型ドライブレコーダー「STZ-DR20J」が、株式会社ミックウェアが新たに立ち上げた商用車向け安全運転支援サービス「Mvcube for CV」に採用されたことを発表しました。この発表は、商用車の安全運行をサポートするための重要な一歩となります。
これまでJVCケンウッドは、ミックウェアに対してタクシー専用の安全運転支援サービス「Mvcube for Taxi」向けに「STZ-DR10」を提供してきました。しかし、ミックウェアがサービスを商用車全般に拡大し、「Mvcube for CV」と改名したことで、今回「STZ-DR20J」が新たな提携製品として選ばれたのです。
通信型ドライブレコーダー「STZ-DR20J」とは
「STZ-DR20J」は、独自の映像技術を利用し、高画質での映像記録を実現しています。さらに、通信機能を備えており、車両のリアルタイムな位置情報や映像を管理者に送信します。これにより、商用車の安全運営が大幅に改善されることが期待されています。また、ハイグレードなSoC(システムオンチップ)の導入により、より高度なAI映像処理が可能となり、急速な検知及び分析が行えます。
「STZ-DR20J」は、前方、後方、そして車内の状態をそれぞれカメラによって記録することができ、より多角的な視野を提供します。これにより、事故発生時や緊急時の状況把握が効率化され、現場の瞬間を迅速に把握することが可能です。
安全運転支援機能の強化
最新のドライブレコーダーは、ドライバーモニタリングシステム(DMS)の機能も搭載しており、居眠りやわき見運転を検知することができます。加えて、先進運転支援システム(ADAS)を介して、車線逸脱警告や前方衝突警告機能も装備され、安全運転のサポートが一層強化されました。
このように、多様な新機能の追加により、ドライバーの運転評価や安全教育のための素材が簡単に抽出できるようになり、運行管理者は業務を更に効率化できるでしょう。具体的には、運行中のデータを基にして、安全運転のための指導や教えの強化に役立てることができるのです。
今後の展望
JVCケンウッドは、「STZ-DR20J」をはじめとするドライブレコーダーのラインアップを通じて、IoT製品やエッジAIを活用したテレマティクスソリューションを提供する方針です。これにより、さらなる安全と安心をドライバーに提供し、商用車の運行をより安全で効率的にすることを目指しています。
株式会社ミックウェアの商標「Mvcube」は、今後の交通安全において重要な役割を果たすことでしょう。運輸業界の安全対策を強化したい方々にとって、このサービスが新しいスタンダードとなることを期待しています。