社会起業を支援する新レーベル「DICT Publishing」の誕生

「DICT Publishing」の創立

株式会社Virgoが、社会起業を支援する新しい書籍レーベル「DICT Publishing」を設立しました。この新レーベルは、web3とDAOを活用した共創イノベーションを推進する社会実験コミュニティであるDICTから派生して誕生しました。日本図書コード管理センターから正式に出版社としての認可を得、社会課題の解決にむけた知識のアーカイブを目指しています。

社会起業とは何か

社会起業とは、社会が抱えるさまざまな問題に取り組むためにビジネスの手法を用いることです。「DICT Publishing」では、特定のスキルや知識を持つ著者たちが、新しい社会基盤の構築に役立つアイディアを共有し、社会課題の解決に向けたムーブメントを形成していくことを目指しています。

現在、私たちは個々の趣向が多様化し、人々が求める「知」はますます細分化しています。このような中で、特定のニーズに応じた書籍を提供することで、それぞれの知が集まり、共鳴し合う場を作り出し、新たな社会を形作っていけると信じています。

編集長山本晋也氏

このレーベルの初代編集長は、社会起業家としての知見を持つ山本晋也氏です。彼は国立大学法人東北大学で特任教授を務め、法政大学では兼任講師としても活躍しています。イノベーション・マネジメントの専門家として、山本氏は社会起業を目指す著者たちを支援し、実践的な知識を広める役割を果たしていきます。

山本晋也氏のプロフィール

山本晋也氏は、日本の連続起業家であり、さまざまな大学において教授職を務めながら、イノベーションと技術経営の分野で研究を重ねる一方、政策委員も歴任しています。彼の専門的知識に基づいた指導により、DICT Publishingは、社会課題解決や社会起業を志す新たな著者たちを積極的に支援していくでしょう。

DICTの活動と目指すもの

「DICT」という名称は、Design, Innovation, Co-Creation, Technologyの頭文字を取ったもので、これは2022年に設立されたコミュニティです。東京都渋谷区を中心に全国各地に拠点を持ち、10以上の法人がこの活動から生まれています。これにより、各地域のリソースを最大限に活かし、共創による価値創出に向けた取り組みを強化しています。