株式会社ゲシェルがM&Aアドバイザリーサービス提供開始
日本企業のグローバルビジネスを支援する株式会社ゲシェルが、2025年3月より新たにM&Aアドバイザリーサービスを提供開始することが発表されました。このサービスは、海外アーリーからミドルステージのスタートアップとのM&Aを中心に、専門的なノウハウを活かし日本企業を支援するものです。日本企業にとって、海外企業の買収は新たな成長戦略として注目されていますが、成功には多くの要因が関わっています。特に、適切な企業を選び、契約を結ぶための戦略が不可欠です。
企業の成り立ちと背景
ゲシェルは2020年に設立され、以来日本企業と海外企業の架け橋として、グローバルビジネスの支援に力を入れてきました。特に、アライアンスや出資、グローバルマーケティングに焦点を当てた「グローバルエンゲージメント事業」では、累計100件以上の案件を手掛けてきました。これらの経験はM&Aアドバイザリーサービスにも大いに活かされることでしょう。
これまでの実績を踏まえ、ゲシェルは今後も日本企業が国際的な市場で競争力を持つためのサポートを強化します。特に、昨今M&A戦略の需要が高まる中、専門的な知識に加え、外部パートナーとの連携を強化し、質の高いサービスを提供します。
M&Aアドバイザリーサービスの具体的内容
新サービスの特徴は、対象を海外のアーリーからミドルステージのスタートアップに絞り、ボリュームゾーンを10億円から30億円と設定。50億円以下の中規模クロスボーダーM&Aを図る日本企業にとって、このサービスは新たな市場開拓の機会となります。将来的には最大100億円程度の案件にも対応する意向が示されています。
このアドバイザリーサービスの提供に際して、代表取締役の原田洋平氏は、米国スタンフォード大学経営大学院のM&Aプログラムで専門的な知識を学んでおり、グローバルな視点でのアドバイザリーが期待されています。また、既存のアライアンス支援のノウハウを基に、具体的な市場調査や戦略の策定、顧客のニーズに合わせたオーダーメイドのアプローチを行います。
目指す未来
ゲシェルは、2025年のサービス開始から1年間で15件以上の買収を完了することを目標としております。この目標に向けて、企業と顧客の信頼関係を築きながら、透明性のあるプロセスを提供していく方針です。日本企業が海外市場でのプレゼンスを高めるためには、戦略的なM&Aは欠かせない要素。今後、ゲシェルのM&Aアドバイザリーサービスがどのような成果を上げるのか、注目が集まります。
リンク:
株式会社ゲシェルの公式サイト
この新たなサービスは、既存のビジネスの枠を超えた多様な機会を提供し、日本企業の国際展開を一層加速することが期待されています。今後、どのように展開されていくのか、引き続き注視していきたいと思います。